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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
「俺も言うから、高橋君の苦手な物も知りたいな」

ニヤニヤと笑う高橋君
紺野さんが味方してくれたからって・・・
それで仕返しのつもり?
俺はニッコリ笑って質問返し

「俺?・・・俺は・・・」

「直哉の苦手な物はお化けです!!小さい頃、一緒に入ったお化け屋敷が怖すぎて未だに無理なんですよ~」

「伊織だってビビってただろ!!」

「おもらしはしてません~」

紺野さんはケラケラと笑った

「伊織だって絵が下手なクセに!!」

高橋君・・・
それは紺野さんの可愛い所だと思うのは俺だけかな?
おもらし暴露と絵が下手
傍から聞いてるとイチャイチャにしか聞こえない

「先輩は?」

紺野さんの瞳がキラキラと輝く

「俺?甘い物は苦手かな?」

このはも知ってる事実だけど・・・
他には思い浮かばないし・・・


「せんぱ~い!!楽しそうな話ですね~!!」

「・・・信」

「あっちで優と話してたらビール無くなっちゃって・・・」

「なら、取りに行けば?」

俺はリビングを指さした

「なになに?君たち先輩の話が知りたいの?」

信・・・お前・・・
張り切りすぎだよ

「「はい!!」」

信の冷やかしに仲良く返事をする幼馴染バカップル

「先輩の事は何でも俺に訊くといい。優!!こっちで話そう」

「信先輩。ビール取って来ますね!!」

信の手招きに素直な優はこっちへ来る

「信。優をこき使うな。自分で行け」

「は~い」

信はリビングへ行った

「そろそろ帰らなくて大丈夫?」

高校生達に話しかけ、さり気なく帰りを促す
このままだと信が何を言うかわからない

「「「大丈夫です!!」」」

あっそ・・・
三人ともすごく仲が良いんだな


「お待たせ~」

待ってねぇよ
俺の内心も知らずに信は意気揚々と戻ってくる

「はい!!先輩の分もビール持ってきました!!俺って気が利く~。ね?」

「・・・」

どこに気の利いた奴がいるんだよ・・・
なにが、ね?だ。
ビールに罪はないので半ばヤケになってフタを開けた


「で?啓介先輩の何が知りたいの?」

「「苦手な物です!!」」

「ん~?先輩は甘い物が嫌いだな」

得意気に信がビールを飲みながら答えた

「「それは聞きました」」

「そ、そう?」

急に弱気になるなよ
そして恥ずかしそうに照れてんじゃねぇよ
信のバカ・・・



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