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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
「先輩の苦手・・・あっ!!そう言えばあった!!」

「「何ですか??」」

「と、言うよりも先輩って基本何でもできる人だから。そんな先輩に唯一、俺が勝てるもの。かな?」

「「早く教えて下さいよ~」」

信は大した事じゃないのに焦らした

「聞きたい?」

「「聞きたいです!!」」

「しょうがないなぁ。それはだね・・・UFOキャッチャー」

「「は?UFOキャッチャー?」」

「先輩が苦手というより俺が上手すぎると言うか・・・」

信はテレた
あほか・・・お前だってちょっと上手い位だっつーの
結局、お前が自慢したかっただけじゃねぇか
信の信らしい答えに俺は安心してビールを飲む

「で・・・他には?」
紺野さんが間髪入れずに信に訊ねた

「他?他には・・・エアホッケーも俺の方が上手いかな」

「「・・・へぇ・・・」」

見ろよ?
幼馴染ペアのどうでもよさげな顔
それも気にならない様子の信は強いハートの持ち主だ

「学生の頃、いつも先輩に遊んでもらっててゲームしてたんだ。マリオカートは先輩に負けた事はないね。」

「テトリスでは俺もお前に負けた事はないけどな」

「うっ・・・格闘技ゲームでも先輩には勝ってましたもんね!!」

「お前が変な裏技みたいなの使うからだろ?」

「勝てばいいんです」

コイツ・・・開き直りやがった
黙っていようと思っていたが俺もムキになる

「桃鉄ではユキにボンビー押し付けられていつもビリだったクセに」

「ユキさんを借金地獄にはさせませんから。ほら?俺って紳士ですし?」

「紳士がピーチ姫をユキって呼ぶか」

「あ~!!言ってはいけない事をあっさりと暴露してくれましたね・・・」

「ユキも知ってたけど?」

「マジか・・・青春時代なら誰でもする青春あるあるな俺の秘密だったのに・・・」

「お前だけだよ」

「ピーチ姫をユキさんだと思えばクリアも早くなるってもんですよ」

「はいはい。信マリオはすごいな」

「へへへっ」

テレんなよ
褒めてねぇし
ってか、髭でデブのオーバーオール着てる奴って言われて嬉しいか?


「お二人って・・・本当に仲が良いんですね」

「まぁな!!」

優の言葉に信は胸を張った

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