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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
高橋君side


「じゃあな!!」

多田に別れを告げ伊織と二人きり

「俺達も帰ろうか?」

「うん!!」

俺はそっと伊織の手を握った

「まぁ・・・その・・・多田の言う通り今日は楽しかったな」

「でしょ?来て良かったでしょ?」

「うん。また行きたいかも・・・かな?」

「直哉ったら。素直じゃないなぁ」

クスクス笑う伊織

いつもと違う
何て言うか・・・大人のおもてなしと言うか・・・
高校生の俺達には出せない雰囲気も楽しかった
いつもならファーストフードで話をするとかカラオケとかだし
悔しいけどまた誘って欲しいかも・・・

「でも・・・今日はラッキーだった」

「どうして?」

「伊織の浴衣姿を見れたから」

「ま、毎年見てるでしょ?」

「うん。けど、今日見れるとは思わなかったからラッキーだったなって」

「あ、ありがと」

照れる伊織
浴衣姿の伊織
彼女になった伊織
やっと独り占め出来た気分だ

「ユキさんの浴衣もいいけど、いつもの伊織の浴衣が好きなんだ。向日葵の柄で伊織にピッタリだし。元気な伊織のイメージそのまんま、良く似合ってて・・・」

二人になって少しだけ素直な俺になる
毎年、近所の祭りの時期になるとワクワクした
伊織の浴衣姿を見れるって・・・

「あ、ありがと」

「学園祭・・・向日葵の浴衣着るんだろ?」

「う、うん。それしか持ってないし」

「それ着てさ?その・・・一緒に周ろうぜ?」

「うん!!」

「でさ?今年は色んな所、いっぱい行こうな?」

「去年も・・・ってか。今までも一緒に遊んでたよ?」

「今年からは彼女として恋人同士としてデートしよう」

「デート・・・」

「そう!!これから伊織と遊ぶ時はデート!!な?」

幼馴染だった俺達
変わらない事もあるけれど変わりたい事もある
些細な事からだけど・・・幼馴染から恋人にならないか?

「デートって言うと恋人っぽいしさ」

「っぽい。じゃなくて恋人。でしょ?」

可愛く俺を叱る伊織
可愛すぎて抱きしめたくなる
俺の手に力が入り伊織を抱きしめようとした

「最初の浴衣を思い出しちゃった」

「最初?」

俺の手は待ったをかけられ、クスクス笑う伊織に訊ねた

「ユキさんに借りたのは浴衣だけだから今日は大丈夫だよ」

伊織は足元を指さした

そっか・・・思い出した
最初の思い出を・・・
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