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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
「このは!!待って!!」

「え?」

「このはの準備はまだだよ」

「え?」

「いいから座って!!」

伊織ちゃんは私のメイクや髪をセットしようと強引に座らせた

「でも、早く教室に行かないと・・・」

「少し位、大丈夫!!まだお客さん来てないんだから!!」

「そ、そんなもんですかね?」

「そんなもん。そんなもん。あっ!!アイロン持ってくれば良かった」

伊織ちゃんは私の髪を束ね、ポニーテールを作った

「あの・・・私、持ってる・・・」

横井さんがおずおずとヘアーアイロンを差し出す

「・・・んじゃ、借りる。けど!!私、まだ怒ってるんだからね!!」

「・・・う、うん・・・」

「あんたも、さっさとメイクしたら?目が赤いよ」

ホントに・・・伊織ちゃんこそ素直じゃないですね
言いませんけどね
私はクスっと笑った



「わぁ!!ありがとうございます!!」

とても素敵な髪型とお化粧で・・・
私じゃないみたい!!
こんなにおめかしするのは結婚式以来です!!

「このは、可愛い!!」

「伊織ちゃんも素敵です!!」

私達はキャピキャピと燥ぐ

「・・・これ、ありがと」

横井さんにヘアーアイロンを返す伊織ちゃん

「う・・・うん」


何だかぎこちないけれど・・・
田淵さんも横井さんも・・・
もちろん、クラスの全員で学園祭を楽しく出来たらいいな

「・・・横井さんも似合ってますよ」

「・・・あ、ありがと」

「さぁ!!今度こそ本当に行きましょう!!」

「だね!!」

伊織ちゃんは頭に浴衣とお揃いの向日葵の髪飾り
私はポニーテールでまとめた毛先がクルクルで・・・
横井さんは・・・
うん。泣いてたとは思えませんよ!!

私達は急いで教室に向かった




「おせぇよ!!」

「ごめん。ごめん!!」

高橋君の言葉

教室、と言うか学校全体が学園祭の色に染まってる
クラスの皆は忙しそうに浴衣姿で最後の準備に取り掛かる
私達が最後の様だった


「皆さん集まりましたね。今日が本番です!!浴衣が似合ってますね!!このクラスでしか出来ない事を楽しみましょう!!頑張って下さいね!!」

先生も浴衣を着て皆を鼓舞する

「さぁ!!時間ですよ!!」

「「「「「はい!!!!!」」」」

学園祭の幕が開けた

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