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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
「聞こえちゃったかな?残念。もっとイケメン見たかったのに」

「だね。服もセンスいいよね~。誰の知り合いかな?」

コソコソと話してるつもりだろうが俺にはよく聞こえる

「先輩。聞こえました?センスいいですって。おかしいな?俺の事は何も聞こえないんですけど。先輩と同じディーゼルの服着てんのに」

「ホント、お前は昔っから俺の真似ばっかするんだもんな」

「はい!!先輩にどうやったら近づけるかな?って!!」

信がいつもの様にふざけて話をしてくるので俺の気が紛れて笑ってしまった

「笑った~。素敵~。写真撮ってって頼んでみようか?」

「信。早く行くぞ」

女子高生の元を足早に離れた
もちろん。一緒に撮る気もないし、断るのもめんどくさい


「で?このはちゃんのクラスは浴衣喫茶ですよね?」

「ああ。確か午前中が当番だって言ってたけど・・・裏方になったとかって・・・」

「その方がいいかもですね!!変な奴に声をかけられると心配ですし」

俺はコクリと頷いた

「へぇ~。始まったばかりなのに繁盛してますね」

看板は夏っぽく飾られ教室内は風船が沢山で・・・
このはが言っていた

(クラスの皆が頑張ってるんですよ)
と・・・
なるほど。納得。
見るからに入ってみたくなるクラスだった

「いらっしゃいませ~。ただいま席が満席です。少々お待ちください」

入口で看板を持つ生徒が声かけをしているので俺達も列に並んで待つ
そっと中の様子を伺う
教室内は三分の一に分けられていて、どうやら奥がこのはが働く簡易的な厨房スペースの様だった

(このは。いないかな?)

お!!紺野さん、高橋君。それに優も居る

「信。優が居るぞ」

「お!!ホントだ。頑張ってんだな!!よしよし。後で褒めてやらないと」

お前は何様だよ。信が先輩風を吹かした

「忙しそうだな」

「ですね~。でも、楽しそうじゃないですか」

「ああ」

「先輩、あの子、俺が見た事ある子じゃないですか?」

信の指さす方向には田淵さんが居た
さすがに慣れた様子で接客をしている

「大丈夫なんですか?このはちゃん」

「最近は何も聞かないが・・・俺の言った事わかってくれてるといいんだけど」

「先輩、もしかして・・・いや。やっぱいいです」

付き合いの長い信だ。何かを察したのだろう
それ以上は聞いてこなかった

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