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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
心臓がドクンと高鳴る
大好きで、大好きでたまらない・・・愛しい人
帽子を被って顔を隠していても・・・
こっちを見ていなくても・・・

毎日一緒に居るのに・・・
さっきまで一緒に居たのに・・・
こうしてこの教室に啓介さんが居ると思うだけで・・・
緊張してしまう

周りにいる女の人が啓介さんをチラチラ見て頬を染めているのが理解る
少しのヤキモチな心に蓋をして話しかけた

「い、い、いらっしゃい・・・ませ」

啓介さんが顔を上げる
目が合う
私は何故だか恥ずかしくて俯いてしまう

「あ、あの・・・な、何にしますか?」

へ、変な聞き方だったかな?
何に致しますか?
だったかな?

「あっ・・・と・・・コーラ。信は?」

「俺もそれでいいです」

コーラ?
啓介さん甘い物、飲まないのに・・・
てっきりアイスコーヒーのブラックだと・・・
啓介さんの様子がおかしいと感じるのは気のせいかな?
もしかして・・・
私の姿・・・どこか変だったのかな?

「ち、チケット・・・あの・・・いくらでした?」

(えっと・・・コーラが二つ・・・一杯150円で・・・)

動揺した私は仮にもお客様の啓介さんに対して聞いてしまう始末
ドリンクは全部、同じ値段だったのに・・・

「はい。300円」

啓介さんがニッコリ笑って・・・
金券をくれた時にそっと、私の手に触れて・・・
や、やだ!!私ったら!!
変な事、考えちゃってる!!

「あ、ありがとうございます。す、すぐにお持ちしますね!!」

「ゆっくりでいいから。急ぐと危ないよ」

啓介さんはクスリと笑った

あ、呆れられたかな?
恥ずかしさを隠すように小走りで裏方へ帰って行った

客席が何だかざわついていたけど気にする余裕なんて私にはなく・・・

(・・・コーラ二つ。300円・・・)

心の中で呪文の様に唱えた
啓介さんに渡されたチケットを握りしめながら・・・

「こ、コーラ!!ふ、二つ!!お、お願いします!!300円です!!」

私が自分が裏方でなのも忘れて大きな声で間違えないように伝えた

伊織ちゃんがクスクスと笑う


「きゃ~!!何なの!!どういう関係なの!!」

「ちょ、谷川さんの知り合いなの!!」

「ヤバい位、カッコ良いんですけど!!」

裏方の生徒が私の周りを囲んだ

私はどうしていいか理解らずにビックリしてしまう

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