この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
「・・・えっと・・・コーラ」

早く持って行かないと・・・
啓介さんや信さんが・・・喉渇いて・・・

「うん!!コーラを飲むのはわかった!!谷川さんの知り合いなの?」

さっきまで裏方で私に指示を出してくれてたクラスメイトが詰め寄ってくる

「・・・このはの従兄だよ」

伊織ちゃんが困ってる私に助け船

「え~!!いいなぁ。あんなイケメンな従兄がいて!!」

「そ、そうですね・・・」

従兄ではない啓介さん
クラスメイトが騒ぐのも理解るけど・・・
キャーキャーと燥ぐ黄色い声に私の心は複雑だった

啓介さんの何を知りたいのか・・・
彼女とか?
歳とか?
好みのタイプとか?

私って・・・
こんな嫌な事を考えたらダメなのに・・・

「私がコーラ持って行っていい?」

「・・・え?」

「だって~、イケメンの顔、近くで見たいじゃん!!」

どうしよう・・・
嫌だ・・・
啓介さんの目に映るのは私だけでいたいのに・・・

「私が持って行く。先生と話しててこのはと交代しただけだし?」

伊織ちゃんの言葉に燥いでいたクラスメイトは黙った

「お、お願いします!!」

私は咄嗟に伊織ちゃんに応えた

伊織ちゃんなら大丈夫だよね
他の女子が啓介さんに話しかけるのが・・・
啓介さんの目に映るのが・・・
どうしても嫌だった

(啓介さんは・・・本当は・・・私の・・・旦那様なのに・・・)

我儘かな?
嫌な女の子かな?
こんなヤキモチ・・・
啓介さんに知られたら・・・嫌われちゃうのかな?

本当は私が啓介さんにコーラを持って行きたいけど・・・


「・・・このはが出ていったら・・・それこそヤキモチの妬き合いでしょ?」

伊織ちゃんは皆に聞こえない様に内緒話をしてきた
クスクス笑いながら・・・

啓介さんがヤキモチ?

「ど、どう意味ですか?」

小声で伊織ちゃんに訊ねた

「・・・先輩だって、このはの可愛い姿を誰にも見られたくないって思ってるよ」

「???」

「このはが可愛いって・・・このはは自覚しないとダメだね!!」

伊織ちゃんは悪戯っ子の様に笑って・・・
コーラを手に接客へと戻って行った

伊織ちゃんにまでヤキモチを妬くとかではないけれど・・・
気になった私は伊織ちゃんを目で追わずにはいられなかった

ううん。違う。
啓介さんの姿を少しでも見たい
が、本音だけど・・・


/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ