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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
「どうしました?何事ですか?」

先生が駆け付けてくる

啓介さんのフォローは流れる様にスマートだった

日野さんへの気遣い
先生に対する言葉
私達への配慮

周りの人達は唖然としている

「ご馳走様でした」

啓介さんは信さんと一緒に教室を後にした

「キャー!!カッコいい!!」

「何あれ?私も何かこぼせば良かった~」

「はいはい。皆さん、自分の持ち場に戻って下さい」

一般客と同じ様になって騒ぎ出す生徒を先生が窘めた

私は残された雑巾を持って持ち場に戻った


「あ、あの!!谷川さん!!」

「はい?」

「あ、ありがとう・・・」

「いいんですよ。お怪我がなくて良かったですね」

日野さんはモジモジとしながら俯いていた

「あの・・・さっきもそうだけど・・・浴衣も、ありがとう」

「そんな事。お礼はさっき聞きましたよ」

「で、でね?美子と横井さんがね?その・・・あ、謝りたいって・・・」

日野さんの陰に隠れていた二人

「い、意地悪して・・・ごめんなさい」

田淵さん・・・

「わ、私も・・・ご、ごめんなさい・・・」

横井さん・・・

二人の顔を交互に見てしまう
泣きそうな・・・そんな顔

「・・・本当に反省してるなら、このはの従兄さんにも謝っておいた方がいいんじゃない?」

近くに居た伊織ちゃんだった

「本当は私にも謝って欲しいんだけど?」

伊織ちゃんがジロリと睨んだ

「「ご、ごめんなさい」」

二人は伊織ちゃんに頭を下げる

「・・・まぁ・・・すぐには許せないかもだけど・・・でも、あんた達が盗ったネックレスは従兄さんがこのはにあげた大事な物だったんだよ?」

「あ、謝りに行こう!!ね?」

日野さんが二人を促した

「い、伊織ちゃん!!もういいですから!!」

「よくないよ。ちゃんと反省しないと。蟠りが残る」

「わ、私・・・謝ってくる」

田淵さん

「わ、私も!!」

横井さん

「わ、私もついて行く」

日野さん

「あ、あの!!」

三人は走って教室を後にした


「・・・伊織ちゃん」

「・・・ごめん。このはの事なのに・・・でもね?私は先輩にも謝らないといけないと思う。二人が本当に反省してる所が見れたら先輩だって安心するよ」

「啓介さんが安心?」

「このはの事を一番大事にして心配してるのは先輩だよ?確信が欲しい。私なら」


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