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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
「・・・確信ですか?」

「うん。このはにもう何もしないって。約束して欲しい。その為に先輩に誓って欲しい」

「・・・伊織ちゃんは優しいんですね」

「なっ!!そ、そんなんじゃないよ!!」

「そんな事ありますよ。私がいじめられない為に・・・ですよね?」

「そ、それはそうだけど・・・」

照れる伊織ちゃん

「私はね?伊織ちゃんが私の事を考えてくれているだけで・・・それだけで嬉しいんですよ?」

「わ、私は・・・このはが友達だから・・・友達だから・・・当たり前で・・・」

「伊織ちゃんと・・・お友達になれて・・・私・・・本当に・・・本当に、嬉しいです!!」

「わ、私だって~。このはと友達で嬉しいんだよ~」

伊織ちゃんは涙目なのは気のせいですか?
私に抱きついて誤魔化そうとしてると思うのは・・・
私の気のせいですか?


「・・・お~い。お前ら・・・ずいぶんラブラブだな」

「う、うるさい!!直哉のバカ!!」

伊織ちゃんはそっと涙を拭う

「・・・アイツら、先輩のとこに行ったの?」

「う、うん・・・このはに何もしないって分かれば安心するでしょ?」

「・・・伊織、お前は・・・」

「・・・な、何?」

「・・・良い女だな」

高橋君!!
何ですか!!
わ、私でもドキっとしてしまいましたけど?
聞いてるこっちが照れてしまいますよ?
伊織ちゃんを見て下さい!!
固まってますよ!!

「俺から見ればお前らも十分、ラブラブだけどな」

「うるさいよ。多田」

クスクスと笑う多田君
ど、どこまで見ていたのかな?

「それにしても、さすが師範。カッコいいったらありゃしねぇ。な?」

「た、多田君も!!代わりの飲み物とか・・・凄かったですよ!!」

私に笑いかける多田君
私が褒められてる訳でもないのに恥ずかしくて褒め返した

「ありがと!!」

「け、啓介さんも凄いって言ってましたしね!!」

「谷川さんも。咄嗟に駆けつけて凄かったよ!!」

「そ、そんな・・・」

私達は学園祭中だと言う事をしばし忘れているのだろうか?
お互いに褒め合い照れ合った


「あの~。お取込み中、申し訳ないんですが・・・持ち場に戻ってくれません?」

クスクス笑う先生

「青春!!いいですね!!」

先生の言葉が恥ずかしくて・・・
私達は学園祭の役割をしようとそれぞれの場所に戻った

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