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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
多田君side


「信先輩ってモテモテなんですね」

「まぁな~。おばちゃん限定だけどな~」

俺達はパンフレットを見ながら校舎内のどこから行こうかと模索中

「でも、彼女さんいるじゃないですか?えっと・・・時田さん?でしたっけ?」

「ま、まぁな!!彼女はいるけどな!!」

「羨ましいですよ」

「優は?好きな子とかいないのか?」

「好きな・・・と言うか・・・気になるって言うか・・・」

直哉にしか話してない俺の密かな恋心
師範に相談したかったけど・・・
信先輩だって彼女が居るんだし?
何かアドバイスが聞けるかも・・・
なんて、思わず口走ってしまった

信先輩が嬉しそうに照れながら話す彼女
羨ましいが本音だった

「お!!優も想い人がいるのか~。どんな子?」

「想い人って・・・まぁ・・・時々、会うんです」

「可愛いのか?」

「そりゃ・・・もう・・・」

名前も知らないけど・・・
話した事もないけど・・・
会えたら嬉しくなる。
そんな女の子

「優の好きな子、今度見せろよ」

「見せろって、言われても・・・俺だって中々、会えないのに・・・あっ。すいません。電話です」

直哉?
何の用?

「ん?何?どうした?」

「伊織の従妹が見当たらない」

「スマホは?」

「連絡がつかないんだ」

「わかった。俺達も探してみる。写メとかある?」

「伊織が持ってる。送るわ」

「りょーかい」

直哉との通話を切った

「どうした?」

「なんか、紺野さんの従妹と連絡がつかないらしくて・・・」

「俺達も探そうか?」

「助かります。直哉の心配な声が気になるし・・・」

「どんな子?写メとかは?」

「今、直哉が送って・・・」

「優?」

俺の心臓がドクンと鳴る

まさか・・・
まさか・・・
嘘だろ?

「優?写メ来たのか?」

信先輩は俺のスマホを取り上げた

「可愛い子だな。優?どうした?」

「そ、その子・・・」

「・・・優?」

「その子・・・なんです・・・」

「従妹の子?」

信先輩の声に俺はかろうじて首を振った

「お、俺の・・・好きな・・・女の子・・・」

紺野さんの従妹だったなんて・・・
俺が見間違える訳ない
やっと・・・
やっと・・・
会えるかも知れない

俺の手は震えて止まらなかった

「優。しっかりしろ。探すぞ」

信先輩の言葉に頷いた

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