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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
啓介side


「おばちゃん。ご馳走様」

ここにいつまでも居られないので、とにかく出ようと食器を返却する

「今日は嬉しかったよ~。信ちゃん連れてまた来てや~」

俺はおばちゃんの言葉にコクリと頷いた
俺、一人じゃなく「信ちゃん連れて」か・・・
今度、時田をからかってやろうか?

(信が年上の女性にモテてる)って・・・

俺はクスクスと笑ってしまった


「啓介さん?何かおかしいですか?」

「いや・・・信も隅に置けないなぁ。って思っただけ」

「???」

「こっちの話」

俺ははてななこのはの頭をポンポンした


「さて、どこから行く・・・って、ごめん電話だ」

「どうぞ」

信?

「どうした?」

信は落ち着いているが、緊急の様だと言う事は刑事時代の話し方ですぐに理解った
紺野さんの従妹が見当たらない・・・

「わかった。俺達も探すよ」

信は俺がそう言うと理解っていて写メを送信
刑事の基本と言った所か
用意周到だった

俺も、万が一の事を考え信に最悪な場合を想定した動きをしろと命じた
もう刑事の先輩でもないが・・・
俺の長年の癖がつい出てしまう

「啓介さん?何かあったんですか?どうしたんですか?」

「紺野さんの従妹が迷子なんだって」

「ええ!!た、大変じゃないですか!!」

俺は心配するこのはに言葉をほぐして真実を伝えた


信から送られてきた写メを確認する
確かに可愛い子だった
信からメッセージが添えられていて・・・

(優の想い人)

と・・・

「私達も探しましょう!!」

「ああ。そうしよう。取りあえず俺達はここから近いひと気のない所を探そう」

このはは使命に満ちた顔でコクリと頷いた

信は優に的確なアドバイスを出すだろう
俺が保証する
俺達は俺達の方法で紺野さんの従妹を探す
このはを連れて走り回る訳にも行かない
勿論。見つけた時、大変な状況なら助けに行く

優の想い人か・・・
信のメッセージは意味深で・・・
俺の出番ではないよな?

今日は学園祭。
何があるかわからない
浮かれた奴らは沢山いるしな

信。
お前が優を導くんだ
優。
お前は想い人を誰よりも早く見つけるんだ

大丈夫。
そんなに時間は経っていない

急げ。今なら間に合う

俺は必死で走る信と優を頭に思い浮かべながら、学園祭で賑わう人並みから離れた
このはと一緒に・・・

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