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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
多田くんside


どこだ?
どこにいる?
俺は校舎の隅々を見て走り回った

時折、手に持ったスマホを確認する
連絡はない

(見つかったよ~)

なんて、明るい声が聞こえて来たらどんなにいいか・・・
どうか・・・
どうか、無事でいてくれ!!

階段を二段飛ばしで駆け上がる
甚平で良かった
浴衣ならこんなに早く走れない
履いていた下駄は邪魔過ぎてとっくに裸足だった

「ちょ・・・止めてください!!」

嫌がる女の子の声に頭より先に体が行動していた


「・・・お前ら・・・何してんだよ?」

俺は声がした空き教室のドアを勢いよく開けた

「・・・何って・・・学校案内?」

男は二人
チャラチャラした格好のいかにもな感じ
俺の言葉にケラケラと笑った

「その子・・・嫌がってんだろ・・・」

怒りで体が震える

「だから言っただろ?鍵かけとけって」

男の一人は更に笑う

「何がそんなに面白いんだよ?」

「たった今。面白くなくなったわ。せっかく・・・なぁ?」

ニヤニヤする男共

「いいから、その子を離せよ」

「や~だ~ね~。って言ったら?」

俺は男共に近づいた

「力づくで離させてやるよ!!」

俺は彼女を握って離さない男の腕を掴んで捻り挙げた

「痛ってえな!!何すんだよ!!」

男は情けない声を出す
粋がんな
腸が煮えくり返る

「この野郎!!」

もう一人の男が俺に殴りかかってくるのが理解り避けた

「だせぇ。殴る事も出来ねぇの?」

相手を挑発した

「ちょ、調子に乗ってんじゃねぇ!!」

俺は掴んで離さない男の手を更に捻り挙げ

「コイツ・・・腕、折れるけど?」

ミシミシと腕を締め上げた

「ちょ・・・痛ぇって!!まじで!!じょ、冗談。な?」

相手は二人だから俺を舐めてたのか?
途端に立場が弱くなれば手の平を返した

「俺も、冗談。では済ませない」

本気で腕を折ってやる
何かが俺の中で弾けた

「お、おい!!もう止めろって!!」

真剣な俺に仲間の男が止めに入った

「ここに連れ込んで何しようとした?お前らは・・・クズだ」

許す気?
何それ?
腕の一本でも足りない
彼女を怯えさせたお前らには・・・

「も、もういいですから!!」

冷静さを失いかけた俺に聞こえた彼女の声

「わ、私は大丈夫ですから・・・」

必死で俺を止める手が震えてる・・・
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