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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
「下駄?」

何の話?

「優の奴・・・下駄、放り投げて走って行ったんですよ」

「そっか」

優らしい
よっぽど想い人が心配だったんだな

「先輩はラブラブだし、優もラブラブ・・・」

信はブツブツと言い出した

「優のラブは応援してやれよ。お前には・・・おばちゃんが居るだろ?」

クスクスと笑って、信をからかった
紺野さんの従妹が無事だったからこそ出来る会話

「そっか!!って・・・なんか悲しい気がするんですけど~。俺だって探したのに」

「拗ねんな。お前は刑事だから当たり前だ。俺から時田に言っておくよ」

「なんて?」

「おばちゃんと浮気してたってな」

「いいですね!!楓、ヤキモチ妬くかも!!」

「楓・・・ねぇ・・・」

「も、もう切りますよ!!優に下駄、届けないとだし!!」

信は慌てて通話を切った


コンコン・・・

「このは。紺野さんの従妹、見つかったって」

「本当ですか!!よ、良かった~」

トイレで待つこのはは不安だっただろう
俺はそっと抱きしめた

「でも・・・啓介さんが確認しに行った教室は?大丈夫でしたか?」

「ん・・・ただの告白現場だった」

「そ、そうですか。それは聞いちゃいけないですね」

「だな。俺達も学園祭を楽しむ?」

「はい!!伊織ちゃん達に連絡した方がいいですか?」

「大丈夫。紺野さん達には連絡がいってる筈だから」

俺達は女子トイレから出る
少し先の教室から出てきた女の子は俺達に気がつかず反対の方向に去って行った

「・・・あの子ですか?」

「・・・多分な」

すぐに男が同じ教室から出てくる

「・・・柳さん・・・」

このはが男の名前を呼ぶ
男がこちらを見て目が合った


「・・・谷川さん」

男がこのはの名前を呼ぶ

「知り合い?」

わざとこのはに訊ねた

「・・・ええ。と、隣のクラスの人です」

このははシュンから見えない様に俺の服の裾を掴んだ

なるほど・・・
確かに整った顔立ち
背も高そうだ
スタイルもいい
モテると言うのも納得はする

制服ではなく私服か?
コスプレはお客しかしないんじゃなかったのか?
まぁ、どうでもいいが・・・

「こんにちは」

俺はシュンに向ってニッコリ笑って挨拶をした

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