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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
「・・・って事は・・・先輩!!もしかして誕生日が近いんですか?」

「まぁ・・・来月だけど・・・」

「へぇ~・・・って、このは?どうしたの?アイス溶けるよ?」

「・・・啓介さんの・・・誕生日・・・」

このはが呟いた

「・・・このは?」

「・・・いいえ!!な、何でもありません!!」

「そう?良かった。機嫌なおった?」

「え、ええ!!」

紺野さんとこのはの会話を黙って観察していた
このはは考え込んだ顔
もしかして・・・俺の誕生日を気にしてるとか?

「って、そろそろ16時じゃない!!教室に戻らなくちゃ!!」

紺野さんが時計を見て慌てだした
進学校なので学園祭といえど、通常の時間内で終わりとなる
生徒達は片付けもあるし・・・

「宝はどうする?」

「俺達が送って行こうか?」

信だった
仕事柄、自然とそんな言葉が出る

「だ、大丈夫です!!ママ・・・母に電話して迎えに来てもらいますので!!」

「そう?なら迎えが来るまで一緒に居ようか?何かあっても怖いし?」

あくまで信は刑事として当たり前の事を言ってるだけだ
だけど・・・俺はもう刑事ではないし・・・
どちらかと言うと、今に限っては優の味方で・・・

「優?具合悪そうだな?大丈夫か?」

「え?」

優はキョトン・・・

「アイスで腹が冷えたんじゃないのか?念の為、早退したらどうだ?」

「師範?」

「高橋君。片付け・・・一人位、抜けても平気だよな?な?」

俺は高橋君なら知ってるだろうと思いアイコンタクトをした
同時に信の腕をつついた

「ああ・・・!!そうですね!!優、お腹痛かったのか!!なら早退しなきゃだな。うんうん。」

信はハッとしたように今更ながら大根演技をした

「そ、そっかぁ!!多田、腹が痛いなら仕方ない!!先生には俺から言っておくよ!!」

高橋君も俺の意図に気がついたはいいが、信に負けず劣らずの大根役者だった

「あ、ああ!!そう言えば痛かったかも・・・」

優も微妙な演技力・・・
女子三人はキョトンがすごかったけど・・・

「じゃあ、多田は制服とカバンを持ったら早退だな!!俺達は急いで教室に戻ろう!!」

紺野さんとこのはは高橋君に頷き食堂を後にする

俺はこのはを追いかけ、皆から聞こえない様に

「終わったら連絡して。迎えにくるから」

と、呟いた
このははポポポで頷いた

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