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あなたがすきでたまらない
第14章 学園祭、本番!!
食堂に残った俺達三人。・・・と厨房におばちゃん

「あっ、あの!!マ・・・母に電話しますね!!」

「ちょっと待って!!家はどこら辺?」

「あの・・・〇〇方面です」

「なら、もう少しで帰る方向が同じ奴が居るから送って貰えばいいよ」

「帰る方向が同じ・・・?ですか?」

「うん。」

勿論、優が帰る方向がこの子と同じかなんて知りはしない
でも、そんな事はどうだっていい
優の恋を応援する方が優先だ

「お、お待たせしました!!」

息を切らせた優の登場だった
よっぽど急いで来たんだろう
制服のボタンは途中までだし、甚平はぐちゃぐちゃで袋に詰められてる

「お!!優!!帰るのか?優の家って確か・・・〇〇の辺りだったよな?」

「え?師範に家教えてましたっけ?」

聞いた事もなかったが優の答え方は偶然にもビンゴだったようだ
最初に会った時も家まで聞かなかったしな
優はうちの練習生だがリストは親父が管理してるし

「ちょうどいい。この子、送って行ってあげたら?」

「で、でも・・・お腹が痛いんじゃ・・・」

心配そうに優を見る・・・相原さん?

「お、俺は・・・だ、大丈夫だから!!その・・・送っていくよ」

優の顔は真っ赤だった

「は・・・はい!!」

相原さんも嬉しそうに見えるのは・・・俺の気のせいじゃないといいな

「「気をつけてな!!」」

俺と信の言葉に優と相原さんはお辞儀をしてぎこちなく帰って行った
優。頑張れよ。
心の中で想いながら・・・

「んじゃ、先輩!!俺達も行きますか?」

「そうだな」

名残惜しそうなおばちゃんとお別れをして懐かしい母校を後にした


「そう言えば・・・俺、結局何にも見てないですね」

「お前はおばちゃんに会いに来たんだろ?」

「まぁ・・・そう言う事でいいです。おばちゃんが元気で良かったし!!それに、優の恋も応援出来そうだし!!」

信のこういう所が俺は気に入っている
自分よりも人の為とか・・・
ほんと、刑事にピッタリだよ

「そう言う事って・・・何か目的は別にあったのか?」

「先輩との懐かしい思い出を巡るツアーってのが・・・」

「あほか」

俺達はいつもの冗談でボチボチ歩いた

「先輩、一服しません?」

「俺も思ってたとこ」

俺達は近所の喫茶店で休憩をする事にした
信と居ると楽だ
お互いの事を理解ってるから

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