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あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
「高橋~。俺ら手伝いに来たけど、飾り付け外せば、ほとんど終わりじゃね?」

「だな。んじゃ、後は俺らでやっとくわ。手伝ってくれてありがとうな!!」

「気にすんな。ゴミは出しとくわ。じゃあな~」

三人手伝ってくれてた男子が帰り・・・

「私達も帰るね。もう終わりそうだし」

「あ、ありがとうございます!!助かりました」

二人で来てた女子に丁寧に挨拶をした

いつものメンバーになり、少し安心する


「谷川さん?お礼言うのが遅くなってごめんね?昨日は本当にご馳走様でした。師範にも改めてお礼を言うよ」

「わ、私は何も・・・」

「私も!!いつもご馳走してもらって・・・今度は私達がお礼をしないとね!!」

「だな・・・おごられっぱなし・・・じゃな」

「そう言えば・・・師範の誕生日、来月なんだよね?」

「え?ええ・・・」

「じゃあ!!私達、三人で先輩に何かプレゼントしない?このははこのはで考えてるだろうし!!」

どうしよう・・・気がつかなかったって・・・言いにくい

「紺野さん、良いアイデアだな!!賛成!!師範の喜ぶ顔が見て見たい!!」

「でしょ~?」

多田君はすごく張り切っちゃって・・・
伊織ちゃんは鼻高々

「で、プレゼントは何にする?谷川さん、先輩の喜びそうな物教えて?」

た、高橋君・・・
私も昨日からその事で頭がいっぱいで・・・
今日は相談しようと思ってたのに・・・逆に訊かれるなんて・・・
こ、困りました

「あっ!!このは!!先輩にはくれぐれも内緒だからね?」

「だな!!サプライズにしたいよな!!」

「予算はいくらにする?」

私、抜きで三人は盛り上がって・・・

「「「で、何がいいかな???」」」

三人が同時に私を見る
キラキラな目が・・・ま、眩しいです

「じ、実は・・・その・・・」

「「「ん???」」」

「わ、私も・・・悩んでまして・・・」

「「「???」」」

「な、何をあげたら喜んでくれるのか・・・そ、それで今日は・・・伊織ちゃんに相談しようと思っていてですね・・・」

正直に打ち明けた
だって、昨日ずっと考えても思いつかなくて・・・
予算だってある訳ではないし・・・
啓介さんのお金を啓介さんの為とはいえ勝手に使うのも気が引ける
どうせなら、私だってサプライズにしたい
だって、啓介さんを祝う初めての誕生日なんだもん



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