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あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
「小学校の遠足で良く来たよね~」

「まぁな。でも、二人で来るのは初めてだろ?」

「そうだね!!」

「伊織言ってたじゃん」

「なんて?」

「遠足の途中にさ?アイスが売ってる売店見ながら「食べたい~。大きくなったらデートしながら食べるんだ」って・・・」

「そ、そんな事、言ったかな?」

「言ったよ。俺、覚えてるもん」

だって、伊織の事がずっと好きだったからさ
その相手は俺がいいな。って思ってたもんよ
だから、昨日、スマホ様でデートスポット調べたけど、やっぱり最初のデートはここがいい。って決めたんだ

「ほら。入場券。入ろうぜ?」

「私の分は払うよ!!」

「俺だってカッコ位つけたいし?今日はデート。だろ?」

「・・・ありがと」

伊織は赤くなって俯いた


「わぁ!!なんか綺麗になってない?」

「そうだな。俺達が来た頃よりな」

「見て見て!!白雪姫の時計はまだあるよ!!」

「ここが集合写真の定番だったもんな」

一時間ごとに鳩時計が出てくるんだよな
皆、それが見たくて弁当、急いで食ったけな

「パンフレットあったよ!!」

「どれから観たい?」

「順番に行こう!!」

「ああ!!」

子供の頃とは違う
遠足でも何でもない
恋人同士のデート
それがこんなに楽しいなんて・・・
大好きな伊織とだからかな?

「見て~。ゾウがいるね」

「でかいな」

「あっちはライオンもいるよ!!」

「ほんとだ」

伊織は燥いで次々に色んな動物に目移りしてる
俺はゆっくり手を繋いでまわりたいんだけど・・・
伊織の後を追いかけながらチャンスを伺う

「・・・コアラ、見えないね」

「あっちに行くと見えるんじゃね?」

祝日で人が多かったし・・・
はぐれるといけないし・・・
俺は勇気を出して伊織の手を握った

「・・・」

「・・・」

伊織は握った手を振りほどかないがさっきまでとは違って燥がない

「ほら?遠くだけどコアラ見えるよ?」

「ほ、ほんとだね!!」

嫌なのか?
と思って話しかけたけど機嫌が悪い訳でもない
照れてんのかな?
でも、それもいいよな。
だって、俺を意識してるって事だろ?
俺は幼馴染じゃなく男として伊織に好きになってもらいたいからさ

「次はどこ行く?」

「ぺ、ペンギン・・・」

今度は俺が赤くなる伊織の手を引いて燥ぎたくなった

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