この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
ペンギン、アザラシ、フラミンゴ・・・
色んな動物を一通り二人で燥いで見てまわった
幼い頃の記憶とはまた違い、綺麗になった動物園は俺達を楽しませてくれるのには十分だった

「楽しいね!!」

「ああ!!」

「そろそろ休憩しない?」

「もちろん、アイスで・・・だろ?」

伊織は俺の言葉に満面の笑みを見せた

売店先のテーブルは満席だったので日陰のある人の少ない座れる場所に座った

「直哉のチョコ味もちょうだい」

「いいよ。伊織のバニラと交換な」

このやりとりは幼馴染の頃から変わんなくて・・・
ミックスのやつを頼めばいいのに、伊織と半分こしたくてチョコの味だけにする

「やっぱチョコもおいしいね」

「バニラも美味いよな」

「で、でね?お、お腹空かない?」

「うん?まぁ空いたけど・・・何?アイスじゃなくて飯が良かった?」

伊織は何だかモジモジしてて・・・

「あ、あのね?ほら?今日どこに行くかとかわかんなかったし?」

「うん」

「お昼とかどうするのかなぁ?って・・・」

「伊織が何か食べたいなら買って来ようか?やきそばとか?フランクフルトとか?」

俺は売店メニューを指さした

「あ・・・あのね・・・つ、作ってきたんだ・・・」

「伊織が??」

「そ、そんなにビックリする事ないじゃない。って言っても大したものじゃないんだけど・・・」

「やべぇ・・・めちゃくちゃ嬉しい!!俺、憧れてたんだ!!」

「いや・・・でも、期待しないで。お昼どっかで食べるかもって思ってたし・・・」

「伊織が作ってくれたもんの方がいいに決まってんじゃん!!」

伊織は焦らした

「あ、あのね・・・おにぎりなんだ」

「おにぎり?」

「う、うん・・・ほら?このはがいつも持って来てるでしょ?」

「うん」

「私も作れるかなぁ?って・・・思って・・・」

伊織は恥ずかしそうにカラフルな模様でラッピングされたおにぎりを出してくれた

「ほら?こんなのに包めば少しは美味しそうかなぁ?って・・・」

俺は感動に手が震えながら伊織のおにぎりを口にした
しゃけのおにぎり・・・

「美味い!!伊織、やれば出来んじゃん!!めちゃくちゃ美味いよ!!」

「そ、そう??良かったぁ・・・あとね!!昆布もあるよ!!」

きっと、めっちゃ悩んでくれたんだろな
俺の為に伊織がしてくれた事が何より嬉しかった
/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ