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あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
「いいよ」

何だよ~。早く言えよ
やっぱりな。
そんな事だろうと思ったわ
俺は伊織の残した丼ぶりを平らげた

「・・・な、直哉」

「何?」

「あのね?覚えてる?」

「ん?」

「そ、そのね・・・わ、私の事が・・・ずっと好きだったって・・・話・・・」

俺は飲んでいたお茶を噴きそうになった

「で、デートの時に聞かせてくれるって言ったじゃん!!」

「・・・ん。まぁ・・・言ったけど・・・」

俺が伊織を好きになった話か・・・
まぁ・・・恥ずかしいけどな
約束だもんな
伊織にポツリポツリと話だした

あれは小学校の低学年の頃だったけな・・・

子供の頃から美人だった伊織
家が隣になったのは俺が転校して来たから
慣れない環境が子供ながらに嫌だったけど親が挨拶に行くって言うからついて行ったんだ

「こんにちは!!隣に越してきた高橋と申します」

「まぁまぁ!!わざわざありがとうございます」

「ほら!!直哉!!挨拶しなさい?」

「・・・こ、こんにちは」

イヤイヤながらも知らないおばさんに挨拶をした

「こんにちは。何年生?」

「・・・二年・・・」

「まぁ!!じゃあ、うちの子と一緒ね!!よろしくね!!」

おばさんの言葉に少しホッとした俺だった
隣に同じ年の子が居るなら・・・
仲良くなれたらいいな・・・なんて・・・

「伊織~!!ちょっとこっちに来なさい!!」

「なぁに~?」

おばさんに言われて来た子は・・・女の子で・・・
めちゃくちゃ可愛くて・・・
子供ながらにドキっとした
一目惚れ・・・だったんだろうな

「お隣に越して来たんですって!!仲良くしてあげて?」

「うん!!いいよ!!」

か、かわいい・・・
何だ?この胸のドキドキは・・・
俺?おかしくなったのか?

「ほら?直哉!!良かったわね!!可愛い子ね~」

母親の陰に隠れる事しか出来なかった

転校先で慣れない俺に何かと構ってくれる伊織
朝も迎えに来てくれるし、帰りも迎えに来てくれる
運よくクラスも一緒になって・・・
面倒見の良い伊織は休み時間も俺を気にしてくれたんだ

俺はそんな伊織に甘えきっていたんだ
けど、その時はわからなかった
伊織がクラスで一番、人気のある女の子だって事・・・
まぁ、考えれば当たり前なんだけどな

かわいいし?
勉強も出来るし?

女子も男子も伊織が大好きだった

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