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あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
「だからさ?またサッカー見せてよね!!」

「う、うん!!」

伊織の事がますます好きになった瞬間だった
単純な俺は伊織の一言で元気になれた

それからの俺は何が何でも伊織に好きになって貰いたいと・・・
そりゃ、努力したんだぜ?

サッカーを習いに行く事も考えたけど、自力でコツコツ頑張った
伊織が見てくれてるかもと思うと庭で練習してたかったしな
だから今でもリフティングは得意

サッカーの練習だけでなく恋のライバルも高学年になる頃には増えて・・・
そんな奴らを寄せ付けない様に必死だった

二クラスしかなかったので、運よく小学校の頃は同じクラスでいられた
遠足の班は必ず伊織と一緒になる様にしたし、家が隣なのを最大限に利用して家族ぐるみで仲良くなった
ほぼ毎日、どちらかの家で遊んでた

伊織の好きな食べ物。嫌いな食べ物
伊織の好きな音楽。好きなテレビ番組
伊織の得意な科目。苦手な科目
何でも知っている

ご飯も時々一緒に食べる時もあって、こっそり伊織の好きな食べ物は俺の分をあげたし、嫌いな食べ物はこっそり俺が食べてあげた

好きな音楽は一緒に聞いたし、テレビも二人で笑って見た

伊織の得意な科目は教えて貰って、嫌いな科目は教えられる様に頑張って勉強した

ある年のクリスマスプレゼント
たしか中一だったと思う
伊織はどうしても欲しい物が二つあった
一つは服
もう一つはライブのチケットだった

近くの球技場であるライブ。どうしても行きたい。とずっと前から母親に強請っていたのを俺は知っていた
その時に着て行く服とチケットがどうしても欲しかったらしい

「お願い!!バスで30分だし!!こんな機会滅多にないの!!」

「だったら服は諦めなさい?」

「でも・・・せっかくだからお洒落したいの!!」

「中学生にライブなんて早いわよ。いくらすると思ってるの?それに服まで!!」

しつこい伊織に母親はライブを行くのにも反対をし出した
伊織も負けてなかったけど・・・
母親の勝ちだった

落ち込む伊織
泣きじゃくって布団に潜り込んで・・・俺まで面会謝絶になってしまった

俺は俺で欲しい物があったけど・・・
伊織の為なら何て事なかった
俺は特別好きな訳でもなかったけど、伊織が喜ぶ顔が見たくてさ?
母親に強請ってライブのチケットを手に入れた
人気もあったからそん時は本当に苦労したけどな

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