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あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
伊織ちゃんside


「もうちょっと聞かせて?」

「もう家に着いたけど?」

「・・・でもさぁ・・・」

「まだまだ、いっぱい話す事はあるからさ?今日だけじゃ足りないよ」

クスクス笑う直哉
私の大好きなしょうがないなぁって笑顔
拗ねて見せてもダメだった
残念・・・
もっと聞きたかったのになぁ・・・

「・・・伊織?」

「なに?」

直哉を見る為に顔を上げた私
直哉の顔がそっと近づいて来て・・・唇が重なり合った
ちょっ・・・急だったからビックリするじゃん!!

「じゃあな!!また明日な!!」

恥ずかしそうに家へ入って行く直哉の後ろ姿を見ながら私は自分の唇に手をあてた
キスの余韻を確かめながら・・・


「・・・た、ただいま!!」

「おかえり~。直哉君と動物園楽しかった~?」

「・・・なんで知ってんの?」

「あれ?伊織言ってなかった?」

「私だって知らなかったよ?」

「あっ、そうなの?」

・・・白々しい
ママは直哉が大好きで私よりも直哉の味方なんだから!!
どうせ、直哉のママから聞いたんでしょ?

そういえば・・・
さっき言ってたライブ
あの時の直哉の欲しかったもの私、知ってる・・・
思い出した
確か、サッカーシューズが欲しかったんだっけ?
すっかり忘れてたけど・・・

先輩にあげるプレゼントで「靴」って言ってた直哉と重なる
今はあの時とは当然、違うデザインなのは理解ってるけど・・・

今度は私が直哉に靴をプレゼントする番だな
密かに決心をする

「ママ?何か手伝う事ない?」

「何?気持ち悪いわね?怒ったんじゃないの?」

「ママが直哉のママと仲が良いのは当然だしね。許してあげるよ」

「・・・生意気ね」

「ごめんってば!!でね?お小遣いの相談・・・」

「却下!!」

ママの態度にへこたれない
今度は私が直哉にあげる番だね

私もね?
直哉から聞きたい話も沢山あるけれど・・・
私だって直哉の事が好きになった話もしたいんだよ?

幼馴染で終わりたくなかったのは私も同じ
直哉の好きな所は沢山あるよ?
どれから話そうかな?
直哉の話を聞くのが先かな?

ねぇ?直哉・・・
私だって・・・直哉の事が大好きなんだからね!!
焦らした直哉には私だって焦らさないと!!
恋人同士になって浮かれて幸せなのは私だけじゃないよね?
私の話に直哉はどんな顔するかな?
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