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あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
啓介side


ここ最近、このはの様子がおかしい
実家に入り浸っている
俺に隠し事をするとはこのはもやるな

「そんなにお袋の話が楽しい?」

「え?・・・ええ!!ユキさんにも会えるし、誉クンも可愛いですしね!!」

お袋が無理を言ってるなら止めなきゃと思っていたけど・・・
どうもそうではないらしい

「こ、これ!!お母様が晩御飯にって作ってくれたんです」

「そうなんだ」

タッパーに沢山のお袋の見慣れた料理が詰まってる
晩飯、作んのが面倒くさくなったのかな?
とかも、考えたけど、このはに限ってそれはない
どうしてもの時はご飯を炊いておにぎりを晩飯として出す位だから
実家に迎えに行くと言っても俺より先に帰ってくるのでそれも出来ない
学校が終わって二時間程、実家に居る様だった
まぁ、行先も理解ってるし、小学生が遊んで帰ってくる時間位のもんだろうが・・・
どうも腑に落ちない

「もしもし?ユキ?このはから何か聞いてない?」

「たかが実家に居るだけでしょ?心配しすぎよ~。束縛は嫌われるわよ」

ユキに探りを入れるもこんな返事なので腹が立つ

「もしもし?お袋?このは大丈夫?」

「何の心配よ?このはちゃんは私と居るのが楽しいのよ」

お袋も俺が求めてる答えではない、とんちんかんな回答

親父にもさりげなく訊いてみる

「最近、このはが実家によく行ってるみたいなんだけ・・・」

「それより掃除は終わったのか?早くしろ」

親父に至っては取り付く島もない

こうなったら・・・

「優。ちょっといいか?」

「はい!!何でしょう?」

練習終わりの優を呼び止める

「その・・・このはの事だけど・・・学校で変わった事とか・・・」

「す、すいません!!師範!!用事を思い出しまして!!は、早く帰らないとなので!!」

おいおい・・・
嘘を吐くにしてももう少しマシな何かがあんだろ?
優はダッシュで帰って行く

「もしもし?信か?」

「はいはい。俺です」

「唐突に悪いんだけど、優がこのはの事で何かあるとか聞いてない?」

「優が?わかりました。聞いてみますね!!」

「頼むわ」

信を巻き込んでまで・・・とも思うけど
大事なこのはの事だ
またいじめとか・・・それとも他の何か・・・
(束縛は嫌われるわよ)
ユキの言葉が脳裏を過ぎるが心配なのは仕方ない

信の返事を待った

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