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あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
「もしもし?信?どうだった?」

折り返しの信からの着信にワンコールで通話ボタンを押した

「いや・・・その・・・優も何も知らないみたいっす」

「本当に?」

「ほ、ホントですって!!」

ギクッって言葉が聞こえてきそうなのは気のせいか?
電話なのが間違いだった
信の顔を見たなら嘘か本当か理解んのに

「そうか。忙しいのに悪かったな」

「いえいえ・・・では・・・」

「ずいぶん長く話してたんだな?」

そそくさと電話を切ろうとする信に訊ねた

「え?ええ・・・し、仕事中でしたので・・・」

「そうか。仕事頑張れよ」

信の嘘は理解った
と言っても信が今、仕事中ではないって事は。だけど。
だって、さっきの俺の電話はすぐに出たし
最後のは信に対する単なる嫌味

さてさて・・・
どうしたもんかな?

このはが何かをしてて・・・
皆はそれが何かを理解ってる

まぁ、このはがピンチな状態ではないって事は安心していいらしい
このはが本当にいじめとか、大変な状況なら俺に絶対言う筈だからな
少なくとも信はな
信は優から何か聞いたから俺に仕事中だと下手な嘘を吐いたんだ

だったら何だろう?
何を俺に隠す事があるんだ?

・・・ってかさ?
俺だけ知らないって何なの?
皆、このはの味方だしさ?
まぁ、いいけど・・・
そんだけ、このはの味方が多いって事だしな
ポジティブに考える
でもさぁ・・・
気にはなるよな・・・
俺だけ仲間はずれって・・・酷くね?
年甲斐もなく拗ねる俺が居た


「ところでさ?最近、デートとかしてなかったけど、このはは行きたい所、どっかある?」

目の前に居るこのはに訊ねる
だってさ?
それが原因かも知れないだろ?
この間の約束からしばらく経ってるし・・・
このはのご機嫌を伺った

「あっ!!私もそれが訊きたかったんです!!啓介さん!!行きたい所とかあるんですか?」

うん。俺が訊いたんだけどね。
質問返しされてしまった

「俺がこのはに訊いたんだけど・・・」

「私は啓介さんが居ればどこでも幸せですから!!」

怒ってるとか、俺に不満があるとか・・・
そんなではないよな?
このはは目の前に居るので嘘は言ってない
只、俺が欲しい答えではないだけだ
何て訊こうか・・・

「このは?俺になんか隠してる?」

率直なのが一番いい
ギクッ。な、このはの顔は正直だった

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