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あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
「な、何も隠してませんよ?」

「・・・そう?」

このはは焦って食べ終わったタッパーを洗いに行った

知らないフリが正しいのか・・・
それではダメなのか・・・
どうしたらいいかな?

「け、啓介さん!!」

「なに?」

「来月のお休みはいつでしたか?」

「いつも通りだと思うけど・・・」

水曜日は道場が休み
それ以外に親父と交代でもう一日休みがあって・・・
休みと言っても道場の掃除をしたり顔を出したりするので休みとは言えないかもだけど
なんだ?
やっぱりデートを考えてるのかな?
このはのお願いなら親父に頼まないとかな?
でも、今月は学園祭で祝日、休んだばっかだし・・・

「なに?やっぱりどっか行きたい所がある?」

「いえ・・・そうではないんですけど・・・あっ!!伊織ちゃんがデートしたらしくて楽しかったって言ってました!!」

「そうなんだ」

このはは何が言いたいんだ?
紺野さんの話を出すって事はデートが羨ましい?
俺に遠慮して行きたいとは言えない?
隠し事は確かなんだけど・・・
どうも正解が見えないな

参った・・・
事件の犯人の様な取り調べをする訳にもいかないし・・・
女心ってやつは・・・難しい

「伊織ちゃんも時々、実家に居るんだ?」

質問を変えてみた

「そ、そうなんです!!」

「うちで話せばいいのに・・・俺に遠慮する事ないよ?」

「え?ええ・・・でも、伊織ちゃんとユキさんも仲良しになってですね・・・ほ、誉クンにも会いたいって!!」

このはにしては上出来な方かな?
頑なに俺には言えない秘密を隠そうと必死で頭をフル回転させてる
なんだ?
皆が実家に集まる理由は・・・
話したいだけなら俺ん家でいいじゃん
お袋が張り切って豪華なおやつでも作ってんのか?
誉クンに会いたいと言われたら・・・そうかとしか言えなくなるじゃんか

「わかった。何かあれば俺に話してくれな?」

「え、ええ!!もちろんです!!」

これ以上の質問は野暮だよな
ユキの言う通り束縛して嫌われたくはないし・・・
腑に落ちなくて仕方ないけど・・・
このはが隠したいなら、何か理由があるんだろう
皆がこのはを見守ってる訳だし・・・
俺もこのはを見守るのも愛だよな。
って自分に言い聞かせた

これも一つのこのはの成長かな?
学園祭の時にも俺に怒ったしな
俺はどんなこのはも好きだから

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