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あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
「行って来ます」

「行ってらっしゃい!!」

このはの態度に違和感を感じつつもあれから俺は訊かなくなった
いつも通りの日常
朝の挨拶にキスをして家を出る
土曜日の今日はこのはは学校が休みでいつもは見送る俺がこのはに見送られて道場へ向かった

「おはようございます」

先に来ていた親父に挨拶をする
道場では親父に対しても敬語だからな

「おはよう」

そっけない態度の親父はいつもの事
俺は道着に着替え掃除を始めた
練習生に指導し、昼の休憩に差し掛かる
このはが休みの日は家に帰って昼飯を食う
家が近いし、このはに少しでも会いたいから
俺はシャワーを浴び親父の元へ向かった

「じゃあ、先に休憩頂きます」

「ん。今日はもういいぞ」

「どういう意味ですか?」

「帰れば理解るよ」

なんだ?
こんな事言うなんて・・・

「でも・・・」

「それとな?実家に帰るんだぞ?」

「なん・・・」

「だから帰れば理解る」

なんで実家?
意味が理解んねぇ・・・
親父の言葉を無視して自分の家に帰った
このはが居るから・・・

インターホンを押してもこのはは出ない
鍵を開けて中に入るもこのはの姿は無い

俺はスマホを取り出しこのはのGPSを調べた
俺の実家・・・

急いで鍵を閉め実家に向かった

何だ?
ここ最近の違和感といい・・・
今日の親父といい・・・

ユキもお袋も何か俺に隠してる
信も優も・・・
このはもだ

俺は足早に実家に急いだ


実家のインターホンを押す
このはに何か無いか?
大丈夫なのか?
焦る息を整えながら・・・


「「「「「「「お誕生日おめでと~!!」」」」」」」

「・・・は?」

クラッカーが鳴り響き俺はキョトン

「なに?何してんの?」

実家の玄関に居たのは・・・

このは
ユキ
お袋
紺野さん
高橋君



「何って何よ?ちょっと早いけど啓介の誕生日のパーティーよ!!」

「・・・俺の?・・・誕生日?」

ユキの言葉にポカンとした

「啓介さん!!お誕生日おめでとうございます!!」

「・・・このは・・・」

満面の笑みを見せるこのは
俺は只々、驚く事しか出来ない
え?
何なの?
最近の俺の隠し事ってこの事?

「啓介さんのお誕生日!!ビックリしました?」

クスクス笑うこのは
ビックリなんてもんじゃない
驚きすぎてどう反応したらいい?

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