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あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
「先輩のこんなに驚いた顔が見られるなんて!!」

「信・・・お前・・・」

お前まで俺に黙ってるなんて・・・
何だよ?その嬉しそうな顔は?
信は俺の態度にしてやったり顔
二ヒヒと笑った

「先輩へのサプライズです!!ビックリしました?」

紺野さんも鼻高々に俺に訊ねた

「ってか、ばれないで良かったよなぁ?」

そんな紺野さんに話しかける高橋君

「師範に隠し事なんてしたくなかったんですけど・・・」

優は申し訳なさそうな顔

「皆、啓介の為にって頑張ったのよ?」

お袋は嬉しそうな顔をする

「楽しかったわ~。啓介。幸せ者ね!!」

ユキが誉クンを抱きながら微笑む

「啓介さん!!こっちこっち!!来て下さい!!」

このはに引っ張られリビングへ足を運んだ


実家の見慣れた筈のリビングは色とりどりの手作りの飾り付けが施され

(ハッピーバースデー)

と、書かれたこれまた手作りの飾りが目立つ

テーブルには豪華な料理が並んでて、昼飯がまだな俺の腹は音が鳴りそうだった

「ね?すごいでしょ?啓介さんの為にって皆が協力してくれたんです!!」

このははウキウキとした顔で俺の顔を覗き込んだ

俺は・・・
何て言うか・・・
こんな歳になってお祝いされるとか・・・
そんな事を思っても見なかったので・・・
恥ずかしかった
でも、嬉しかった

「凄いな。輪っかの飾りは誰が作ったの?」

「はい!!私!!」

紺野さんが手をあげる

「ハッピーバースデーの飾りは誰が作ったの?」

「「俺達です!!」」

優が高橋君の手を無理やりあげてアピールした

「料理は・・・」

「このはちゃんが頑張ったのよ!!」

お袋がこのはの肩に手をまわした

「そっか・・・ありがとう。嬉しいよ」

もっと、良い感じの・・・気の利いたセリフを言えたらいいのに・・・
皆の気持ちが嬉しくて・・・
それしか言葉が出てこなくて・・・
悔しいけど・・・
皆のサプライズは大成功だ
いい歳したおっさんの俺が泣きそうになるじゃねぇか

「あれ?先輩?もしかして感動してます?」

「信?お前は何をしてくれたんだ?」

滅多にこんな機会などない信はニヤニヤと俺を冷やかした

「俺は総監督です!!こうしたらいいとか・・・アドバイスを」

「・・・つまりは見てただけだろ?」

何、カッコつけてんだ?
信の言葉を一蹴した

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