この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
「啓介。このはちゃんは大丈夫?」

「ああ。しばらく休めば良くなるよ」

服を整え、皆と合流した俺
ユキの問いに何でもない様に応えた

「このはちゃん張り切ってたものね!!安心して疲れが出たのかしら?」

お袋の言葉

「しばらく、そっとして置いてやって」

このはがどんなに皆に愛されてるのか理解っていても嬉しい
そんなこのはは俺のモンだけど・・・
何食わぬ顔で料理を摘み食いして平静を装った

「私!!心配だからこのは見てきます!!」

張り切る紺野さんに待ったをかける

「今は眠った所だから・・・」

って・・・
ベタな嘘

「そっか・・・そうですね!!」

紺野さんが素直で良かった

「それじゃ・・・どうする?」

紺野さんが恋人の高橋君に耳打ちする
コソコソと・・・
何の話?

「何?」

「いえ・・・私達も・・・その・・・ねぇ?」

紺野さんが何かを言いたそう

「谷川さんが具合悪いなら今でもいいんじゃね?」

高橋君が優に同意を求めた

「そうだな。でも、谷川さん師範の顔が見たいって言ってただろ?」

優・・・だから何の話だよ?

「じゃあ、俺が動画を撮るよ。それでどうが?なんつって・・・」

信は三人の話に割って入った
自信満々な顔で・・・
下らないダジャレ付きで・・・
もちろん誰も笑ってない

「・・・いいですね!!信先輩!!お願い出来ますか?」

気を利かせた優が信を持ち上げる
信、優って良い奴だろ?

「良し!!ナイス俺!!」

信はこんな事には慣れっこなので誰にも笑われなかった事など気にせずスマホを取り出しスタンバイした

ユキやお袋もクスクス笑って見守った
訳がわからないのは俺だけかよ?


「え~。それではですね・・・」

コホンと咳払いをして紺野さんが改まる
どうやら姉御が代表を務めるようだった
信はスマホ片手にニヤニヤ・・・
一体、何が始まるのか・・・

「えっと・・・いつもご飯をご馳走して下さり・・・ありがとうございます!!」

「とんでもございません」

いきなり始まった何かの会
俺も雰囲気を壊さない様にのる事にした

「次!!直哉!!」

「え?俺?えっと・・・ご飯ありがとうございました。」

「いいえ?いつでも飯位」

いきなり振られた高橋君は動画を意識してか改まる
俺はクスリと笑って応えた


/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ