この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第15章 啓介さんの誕生日パーティー
「じゃあ次は男同士で・・・」

「お前、あんな楽しそうなこのはを見てそんな事がよく言えたな」

「と、言いますと?」

「このはが楽しそうだから暫くゲームさせてあげよう。とか、そんな考えはないのか?」

「・・・先輩がしたくないだけじゃ・・・」

「俺は一服したいだけだ。せっかく素敵なプレゼントも貰った訳だし」

「・・・そういう事にしときますよ」

俺達は携帯灰皿を持って庭に出た

もちろん高橋君と優には
「早速、使わせて貰うな」
と、言って断った
紺野さんにも声をかけようかと思ったが・・・女子の戦いは二回戦が始まっていた


「で、お前は貴重な休みを俺で潰して良かったのか?」

「ええ。先輩の誕生日ならば来ない訳にもいきませんもんね」

「こないだの学園祭もだったろ?」

「先輩!!そのジッポ俺にも貸して下さいよ!!」

まぁいいけど・・・信にジッポを渡した
ってか、明らかにはぐらかしたよな?
信はジッポをじっと眺めてから火をつけた

「この匂い独特ですよね~」

俺の問いには応えない信
うまそうにタバコをふかした

「・・・何かあった?」

「いえいえ。何にもないですよ?」

「・・・本当に?」

「何にもないですってば!!」

電話じゃないって事、理解ってるのか?
お前の下手な嘘位、俺が理解らないとでも?

「・・・そうか。ならいい」

信も俺に訊かれたくない事の一つや二つあんだろな
敢えて聞かない事にした

「で?テトリスは持って来たのか?」

俺は話題を変えて信に訊ねた

「先輩。それ何て言うか知ってます?自慢ってしたらダメなんですって」

「お?覚えたのか?」

信との会話がいつもの調子になる
長年の付き合いだ
これが俺達

「ってか、ダサいの俺だけじゃないですか」

「まぁ、上には上がいるって事だよ」

「くそ~。後で絶対リベンジしてやる」

「頑張れよ」

「先輩もしませんか?」

「やだ。俺下手だし」

「んじゃ、人生ゲームしますか?」

「何人居ると思ってんだよ?ってか、お前が一番燥いでんな」

「やっぱ、先輩と居ると楽しいですしね!!」

お前やっぱなんかあった?
もう一回訊くか?
・・・それこそ野暮だよな

俺はそれ以上何も訊かず
信も何も言わず

俺達は短くなったタバコを消した

/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ