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あなたがすきでたまらない
第16章 6月5日
このはは俺の言葉にまたポポポになって俯いた

「このは?口に・・・ついてるよ?」

「え?」

顔を上げたこのはの口の横にはさっき食べた茶碗蒸しの跡
俺は親指ですくって自分の口へ持っていった

「や、やだ・・・恥ずかしい!!」

「美味しい。ご馳走様」

もうポポポポポなこのはは・・・

「け、啓介さんも・・・た、食べて下さい!!」

恥ずかしさを誤魔化す様に照れた

「ふぅ~。お腹いっぱい・・・このはは?」

「私も!!お腹いっぱいです!!」

いつも信と来てたからこのはのお皿が少なく感じるけど・・・

「デザートは?食べない?」

「ええ!!お腹いっぱいです!!」

満足気なこのはの顔に俺も満足
お会計のボタンを押して回転寿司を後にした


「ただいま~!!」

帰りは難なく・・・
このはは我が家に挨拶をした

「このは。お風呂入る?」

「啓介さんが先にどうぞ?今、用意しますね!!」

お言葉に甘えて風呂に入る俺
本当は一緒に入りたかったけど・・・

「啓介さん!!冷たいビールいかがですか?」

「・・・貰おうかな?」

風呂上がりの俺にこのははウキウキしながらお酌をしてくれる

「・・・啓介さん?」

「・・・ん?」

真剣なこのはがビールを飲む俺の顔を覗き込んだ

「きょ、今日は・・・啓介さんのお誕生日です」

「うん」

「わ、私からも・・・ぷ、プレゼントが・・・ありますです・・・」

モジモジしながらこのはは俺に小声で囁いた

「こ、これ・・・」

そっとこのはが差し出したものは・・・
本・・・?
違うな・・・
手作りの飾りが散りばめられた冊子・・・のような・・・

「何かな?」

「み、見て頂けると・・・嬉しいです」

ポポポなこのはを横目に俺はこのはから受け取った冊子の中身を覗いて見た


表紙は
(ハッピーバースデー)
の文字

文字の周りもキラキラ輝いてデコってある
一個づつ付けたであろうスワロフスキーがちりばめられて・・・

中身は俺の写真
赤ん坊の頃だ

その下にはコメントが書かれてる

(産まれて来てくれてありがとう)

次は俺の幼稚園の頃

(啓介さん可愛い!!大好き!!)

次は俺の小学校の運動会・・・かな?

(啓介さん。素敵!!)

次は俺の中学生の入学式の写真

(啓介さん。かっこいい!!)

高校の入学式の写真には・・・

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