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第16章 6月5日

（カッコ良すぎて・・・ヤキモチ妬いちゃいます）

ページを捲るたびに笑みがこぼれる

大学の入学の写真は・・・無かった
撮った記憶がないから当たり前だけど。
けど、信と俺が楽しそうに笑う写真があった

（信さんに負けない位・・・私も啓介さんの事が好きです）

と・・・

次のページは俺達の結婚式の写真
いつ撮ったのかわからないけど写真の中の俺とこのはは笑顔で・・・

（人生で最高の日！！）

って書いてあった

新婚旅行で行った先の写真には

（思い出が沢山出来ました）

ユキの出産祝いのたこ焼きパーティーの写真には

（お友達が出来て嬉しい！！楽しい！！）


最後は・・・
俺とこのはの携帯の待ち受けにしてるお互いの顔があって・・・

（いつまでも・・・いつまでも・・・大好きです）




「・・・このは。これ・・・作ったの？」

「はい・・・お金とか・・・かかってなくて・・・でも・・・一生懸命作って・・・啓介さんが喜んでくれたらな・・・って・・・」

喜ばねぇ奴居るのか？
こんな愛情たっぷりの・・・
手作りの贈り物
感動しかなくねぇか？

「・・・ありがとう」

やべぇ・・・
本気で涙が出そうだ

「で、でね？あと一つ・・・」

「何？」

これ以上、俺ヤバいよ？

「啓介さんに・・・お手紙があって・・・」

「手紙？」

そっと、このはは俺に可愛い封筒を差し出した


（啓介さんへ・・・）
（私を好きになってくれてありがとう・・・）
（私をお嫁さんにしてくれてありがとう・・・）
（私を助けてくれてありがとう・・・）
（私は啓介さんと出会えた事で幸せになれました）
（私は啓介さんが居たからここに居ます）
（啓介さんが私を幸せにしてくれた）
（啓介さんと居ると幸せ）
（啓介さんが好きで好きでたまりません）

（これからも・・・こんな私を好きで居てくれますか？）
（私は啓介さんの何もかもが大好きです）
（ずっと、ずっと・・・大好きです）

（・・・愛しています）

（このは）