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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第10章 ハロウィン
オレンジ色のワンピースに、ジャック・オー・ランタンの柄が入っている。勿論金髪で青い目。
少しして、黒服が女のコを2人連れて来た。
「いらっしゃいませー。リカでーす」
「いらっしゃいませぇ。カナですぅ」
2人が俺を挟んで座る。
カナもリカも12歳だと自己紹介された。
2人とも、金髪に青い目。
リカは細見で綺麗な顔立ちだが、ロリちゃんらしさを残した大きな目。フワフワにカールした肩までの髪も可愛い。ワンピースはオレンジ色に、薄くジャック・オー・ランタンの柄。
カナは少しぽっちゃりしているが、デブというわけじゃないロリちゃん体型。髪は背中まであって、ストレート。やっぱりワンピースはオレンジ色で、ジャック・オー・ランタンの黒い柄が付いている。
2人とも顔は日本人だから、特別な違和感もない。髪を染めてブルーのコンタクトを入れていると言われれば納得出来るくらい。
メニューを渡して、いつも通り好きな物を頼ませる。
「あのぉ。王族の方ですかぁ?」
頼み終わったカナが訊いてきた。リカも興味を持ったように見ている。
「今日は、お兄ちゃんて呼んでよ。ね」
そう言って、俺はその場をごまかした。
テーブルに食事が揃い、カナが俺の水割りを作ってくれる。リカは頼んだジュースのデカンタから、自分とカナの分をグラスに注いだ。
取り敢えず乾杯してから、俺は早めに切り出す。
「さっき、VIPルームがあるって言われたんだけど……」
「あるよぉ。凄く広くて豪華な部屋なのぉ。カナ、行きたぁい」
「リカも行きたいなー。3時間で1人800円かかっちゃうけどー」
迷う。カナもリカも可愛い。どっちかにしようなんて、すぐ決められない。
そこに黒服が来て、挨拶をしてからリカを連れて行ってしまった。
リカは指名が入ったんだろうが、何となく不服そう。多分VIPルームなんて、滅多に行かれないんだろう。
でもこれで、選択肢はなくなった。
「お兄ちゃぁん。VIPルーム、行くぅ? カナぁ、サービスするからぁ」
カナが腕に抱き着いてくる。わざとおっぱいを当てているけど、ぺったんこちゃんなのは間違いない。
「ホントにサービスしてくれる?」
「うん。お兄ちゃんの言うことぉ、何でも聞くからぁ」