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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第12章  ロリちゃんは見習いナース

 姿勢を正したまま、カンナが答える。
「12歳で、看護師って出来るの?」
 俺の質問に、カンナは少し不思議そうな表情。
「10歳から入って、まだ見習いですが、15歳になると試験があります。それに受かれば、正看護師です。何か、王国とは違うんでしょうか?」
「いや、そっか。見習い中か」
「はい。見習いですが、しっかりとお世話させて頂きます」
 こんな可愛いナースちゃんに世話をしてもらえるなら、見習いだっていい。
「今日は休日なので、医師の回診はありません。何かあれば、そこの紐を引いてください。私が待機する、隣の部屋の鈴が鳴りますので」
「隣に戻っちゃうの?」
「何か御用でもございますか?」
「そうだ。この街って、牛肉100gでいくら?」
 首を傾げて考えるカンナも可愛い。
「100gで、5円か6円くらいだと思いますが」
 やった。ここも物価が100分の1の世界だ。
 それなら特別室だって問題ない。
「後さ……」
 世話をしてもらえるなら、出来る限りして欲しい。
「体を拭いてくれないかなぁ。汗臭いかもしれないけど」
 なんて嘘。昨夜風呂に入ったから、汚れた場所なんてない。
「はい。支度してまいりますが……。あの……。お名前は?」
「お兄ちゃんて呼んで。それに、硬い言葉を使わなくていいよ」
「お兄、ちゃん、でございますか?」
 カンナは戸惑っている様子。
 ここが飲み屋じゃないのは解っている。でも専属なら、出来るだけ世話をして欲しい。
「まず、支度をして参ります」
 カンナは何となく焦りながら、部屋を出て行った。
 俺は焦っていたのが気になったが、カンナがすぐにワゴンを押して戻って来る。
「失礼致します」
 カンナが俺の服を脱がせた。
 服と言っても着て来たのとは違う、浴衣のような物。下はトランクス1枚。
 お湯の入ったバケツで布を湿らせ、体を拭いてくれる。
 上半身が終わったら、体を横にして背中。
 それで終わろうとするから、俺はワガママを言ってみた。
「下半身も拭いてよ」
「は、はい」
 カンナが包帯を巻いている脚に気を付けながら、トランクスを脱がせる。
 チンポの周りを拭かれるだけで、勃ってしまった。
 ロリちゃんのナースに拭かれていると思うだけで、どうしても次を考えてしまう。

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