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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第15章  城下街で……

 店の奥の地下。何だか薄暗くて、気味が悪いくらいの場所。その奥の部屋に入る。
「何、だ? ココ……」
 そのまま俺が絶句したのも当たり前。
 部屋は広くて大きなベッドはあるが、壁には中世のアイアンメイデンの装飾。天井や床は、ゴツゴツとした石造り。
 この世界お決まりの拘束器具が、壁にいくつもある。お決まりと言っても、いつもはひとつなのに。
「お兄ちゃん……」
 ユナが急に抱き着いてきた。
「このまま、聞いて……」
「あ、ああ」
「今ならキャンセル出来るけど……。ユナね。虐められるのが好きなの。いっぱい、オシオキして欲しいの……」
 ユナは完全なMだったのか。だからこんな部屋に。
「他のお客さんに、仕込まれたの?」
「ううん。初めから。解んないけど、気持ち悦くなっちゃうの……。キライ?」
「そんなことないけど、俺、下手かもしれないよ?」
 俺を見上げて言うユナに、首を振った。
「いいの。虐めてくれれば……」
 俺にとってロリちゃんは、愛でて、気持ち悦くしてあげたい存在だが、ユナの希望なら関係ないだろう。
 SMについてはよく解らないが、とにかく気持ちを切り替えた。
「じゃあ、裸になって、ベッドに寝て」
「はい……」
 ベッドには四隅に支柱があり、何本も鎖が付いている。ベッドの頭の方にある低い棚には、俺の知らない器具もたくさん置いてある。
 エプロンを外したユナが、ベッドに横になった。
「自分で乳首を弄ってごらん」
「は、い……」
 まずは軽くオナニー紛いから。
 俺も全裸になって、ユナに添い寝した。
「んんっ、はあっ」
 ユナはもう興奮しているようだ。
 性癖というのは、生まれつきなのかもしれない。俺だって気付いた時には、ロリちゃんにしか興味がなかった。
「気持ちイイ?」
「あんっ、イイっ」
 ユナは指で小さな乳首をつまみ、グリグリと動かしている。
「それだけじゃ、足りないよね? もっと悦いことしようか……」
 俺は支柱から鎖を引っ張り、ユナの両手を拘束した。
「イヤぁ、んんっ」
 嫌だと言う声が、甘い溜息交り。
 同じように足も拘束すると、ユナは全裸で大の字。
「あっ、はあっ」
 俺は毛のないオマタを広げ、オマメを見た。まだ剥けていない。まずはここから虐めてあげよう。

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