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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第16章 ロリちゃんが来ちゃった
途中のコンビニに寄り、カップラーメンやパンとお菓子も買い込んだ。
「ただいまー。ユナちゃん?」
ユナはテレビを点けたまま、床で寝ている。
テレビを消し、ユナをベッドに運んだ。
「ん……。お兄ちゃん……?」
「ただいま。取り敢えず、これに着替えてくれる?」
俺はワンピースの箱を開け、中身をユナに渡した。
「凄い、可愛い……」
セールで数千円のものだが、あっちの世界に比べれば色も柄も可愛いだろう。
「お腹すいてない?」
「うん。ちょっと……」
SMプレイの時とは全く違う大人しさ。セックスは、人を大胆にさせるもんだ。
お湯を沸かしてカップラーメンを作ると、ユナは驚いた顔。
これも、あっちにはないだろう。
「凄―い。魔法みたい」
そう言いながらも全て食べ切ると、俺の悩みが復活して来た。
この服なら外に出てもおかしくないが、あとは靴や靴下と下着だ。これらは本人がいなきゃ、サイズが解らない。
でもそれは、明日にしよう。俺だって疲れているし、ユナを帰す方法で頭がいっぱいだ。
ユナには大きいサイズの俺のシャツを着せ、今日は眠ることにした。
「おはよう、ユナちゃん。また、少し待ってて」
昨日買ってきたパンを渡してから外に出ないように言い聞かせ、俺はレンタカーを借りに行った。
ここ何ヶ月かはロリちゃんの世界に行かれるから、恒例だったアキバに行っていない。行くとつい色々買う分がなくなり、物価が100分の1の世界に通っていたら、結構お金に余裕が出ていた。
1時間程して戻り、ユナを載せてショッピングモールへ向かう。
田舎から出てきた何も知らない妹だと言えば、店員にも怪しまれないはず。
ユナは、電気のたくさんついたモール内に感動している。あっちでは電気が高いらしく、一般的にはランプが殆ど。
まずは靴屋。ユナが履いていたのは木靴だから驚かれたが、適当にごまかして合うものを買った。
靴下までは良かったが、今度は下着。サイズも解らないが、店員がユナの体型を見て数枚選んでくれて助かった。
「……お兄ちゃん。ありがとう」
その言葉だけで充分。俺は、次の行き先を遊園地に決めた。
せっかくロリちゃんがいるんだから、デートだってしてみたい。