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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第22章 アイドルロリちゃん
「百!」
「百五十!」
観客から声が上がる。
「二百!」
「二百五十!」
多分競売が始まり、金額だろう。
結局、八百まで上がって締め切った。
換算したら、八万円。稼いでいるから、センターなのだろう。
次々とメンバーが出てきて、みんな競り落とされていく。だが後列のコになると、声が上がらなくなる。
来た! 俺の好みのコ。
「エリカ、です。十歳、です。よろしく、お願いします……」
何だか、緊張している様子。
エリカにも、声が掛からない。
「千!」
俺は手を挙げて言った。
店内はざわめき、サエは驚いた顔をしている。
「エリカさん、千で落札です。これで以上です。ありがとうございました」
競り落とせなかった客は、帰って行く。
黒服が、残った客達に声を掛けている。やっと俺の番。
「通常のお席の他に、三時間五百円で、VIPルームもございますが」
勿論俺はVIPルームを選び、黒服に付いて行った。
部屋は、壁が全面鏡張り。だが左側の奥には、やはり拘束器具。
正面の奥はガラス張りの浴室で、俺は右側のソファーセットに案内された。
「お飲み物は、いかがなさいますか? 部屋には、飲み放題のものもありますが」
テーブルの上には、確かにボトルが置いてある。
「ここで注文すると、エリカちゃんの、売り上げになるの?」
「はい。エンジェルのメンバーは、特別でして。半分が、エリカさんの売り上げとして支払われます」
それを聞き、迷わず一番高いボトル。ここは三百円だ。
「それと、フルーツの大。後は、エリカちゃんが来てから頼むよ」
「承知致しました」
落札代とボトル代は、すぐに会計する。
黒服が戻ると別の黒服二人が、ボトルとミネにフルーツを運んで来た。
「お時間は、エリカさんが来てからですので」
そう言って水割りを作り、誰もいなくなる。
三十分くらい経っただろうか。黒服に連れられ、やっとエリカが来た。
「ごめん、なさい。シャワーを、浴びたり、着替えたり、していて……」
エリカが、俺の隣に座る。
「緊張してるの?」
「少し……。今日の、ステージが、初めて、だったので……」
と言う事は、処女の可能性が高い。
俺は心の中でガッツポーズをした。
ロリちゃんは、出来れば処女がいい。