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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第24章  ショータイム (後編)


「お兄、ちゃっ、はんっ、ヤあっ、ま、たぁっ、ああっ」
「イって、いいよっ」
 この言葉も、聞えているのは解らない。
 腕を掴まれている手に、力が入る。
「ヤあんっ、ダメぇっ、んんっ、お兄っ、ちゃぁんっ!! あぁっ……」
 サクラが、ビクビクと全身を震わせた。それと同時に、腕がギュと握られる。
 オマンコの中が、またヒクヒクと動く。軽くグラインドしただけで、中に放出してしまった。
「はぁっ……。あぅ、んっ……」
 甘い溜息と同時に、腕を掴んでいた手がマットへ落ちる。全身の力も抜けているが、口だけは開けて呼吸していた。
 シャワーでもう一度サクラの密とチンポを洗い、抱えてベッドへ戻る。
 サクラにはバスタオルを掛けていて、覗き客からは裸さえ見えなくしてやった。
 添い寝して、俺も一緒にケットを掛ける。
「……お兄、ちゃん?」
「ん? どうしたの?」
「サクラ、凄く、いやらしいの? そういうコは、キライ?」
 責め言葉だけは、聞えていたのか。
「いやらしくて、可愛いよ……」
 サクラの額に、キスをした。
「歳訊いたの、解ってた?」
「え? 十歳、だけど……。ここに、来る前の事?」
 そういう事は、聞えていないらしい。わざとらしさも無い。女性は神秘だ。
「ねぇ、お兄ちゃん。アレ、なあに?」
 サクラがベッドから降りようとしたから、バスタオルを巻いてやった。
 トコトコと、拘束器具の方へ行く。
「サクラちゃん。それは……」
 俺は全裸のまま傍に行ったが、サクラは興味深そうに鎖を弄っていた。
「ここに縛り付けて、色々するんだよ。いやらしい事とか、痛い事も」
「痛いの、イヤぁ」
 サクラに見上げられ、つい笑ってしまう。
 「痛い事」が怖いように、サクラはまたベッドに戻る。俺も追いかけ、またケットにくるまった。
「あっ、さっきの、約束。他の店を探すって事」
「うん。ショータイム、キライ……」
 ベッド脇の内線電話を使い、黒服にサクラの普段や鞄を着を持ってくるように言う。理由は、新しい服を買う為に、少しだけ外に出たいと。
 少しして来た黒服は、全てを持って来てくれた。
「営業中の外出は、本当は禁止なんですが……」
「少しだけだから」
 そう言って、畳んだ千円札を渡す。


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