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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第27章  調教済み?


 俺にとって必須条件の、ぷっくらとした頬。大きな目に、黒目がちな瞳。筋は通っているが、まだ大人っぽいと言えない鼻。何よりも惹かれたのは、少し厚めの唇。あんな唇にしゃぶってもらう事を考えただけで、勃起しそうだった。
「お客さん。1日、千円でどうかしら?」
 マリアは、相変わらず小声。
 千円は、換算すると10万円。いくら1日だとしても、この世界では高すぎる。
「だってこのコ、処女なのよ? 今日が10歳の誕生日なんだから」
 この世界では、10歳になればどんな仕事をしてもいい。言わば、今日がリリアのデビュー。
「買った」
 俺も小声で言い、すぐに千円札を出した。
 リリアは少し怯えた顔をしていたが、マリアに言われて着替えに行く。
「店の外で待っててね。ありがとうございましたー」
 すぐに店を出る。
 少しすると、可愛らしいワンピースを着たリリアがやって来た。
「あの……。お客さん……」
「お兄ちゃんて呼んでよ。一緒の間はね」
 この世界では、処女でも痛かったり出血したりしない。これからリリアとヤると思うと、軽く勃起してしまった。
 斜め掛けにしていた鞄で、それを隠す。
「可愛い服だね」
「この時の為にって、お姉ちゃんが買ってくれたの……」
 リリアは少し俯きがち。これから何をするのか、ある程度知っているのだろう。クラスメイトで誕生日が早いコは、もう10歳になって経験済みなはず。
「2人切りになれる場所、知ってる?」
 リリアが、頷いてから歩き出した。
「お姉ちゃんに、教わったの……」
 言い訳のような事を言いながら、着いたのは派手な装飾が並ぶラブホ代わりの宿屋街。
 その1件をリリアに選ばせ、やたらと可愛らしい宿屋に入った。勿論、一番高い部屋を選ぶ。
 広い部屋に入ると、リリアは震えている。
 ラブホ街は知っていても、入るのは初めてなんだろう。
 そんなリリアをソファーに座らせ、テーブルにあったメニューを開いた。
 少し落ち着かせなければ。
 だがそんな様子も、初々しくて可愛いと思った。
「何か食べる? 飲み物は?」
 リリアが首を振る。
 仕方なく俺は、適当な食べ物と飲み物を注文した。
「マリアさん、美人だね。俺は、リリアちゃんの方が好みだけど」


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