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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第27章 調教済み?
頼んだ物が全て届き、リリアはジュースを1口だけ飲む。
「本当の、お姉ちゃんじゃないの……。私、引き取られた子だから……」
「え……」
何と返していいのか、困ってしまった。
せめて普通に話してくれれば、笑い話にも出来る。だがリリアは視線を落とし、哀しそうな表情。
「酒場には、働ける子が必要だからって。もう一人、今6歳のコもいるの……」
6歳にも興味を持ってしまったが、今はリリアを自由に出来る状態だ。
「こういう仕事をさせる為に、お姉ちゃんは、孤児院から女の子を引き取るから……」
「えっと……。その為の練習とか、してたの?」
リリアがコクリと頷く。
「お姉ちゃんに、おっぱい触られたり、してた……。でも、下は絶対自分で弄っちゃダメだって……」
処女を守る為だろう。
「でもね……。孤児院でも、10歳になったら、どこかのお店で働く事になるの……。だから、おんなじ……」
俺の世界でも働ける年齢になれば、就職先を探して出て働くらしい。テレビで観た事がある。
「でもね。最初が、お兄ちゃんで良かった……。怖くないから……」
まだ震えてはいるが、リリアが顔を上げてニッコリと笑う。
正に天使の笑顔。
「リリアちゃん……」
一度彼女を抱き締めてから、可愛らしい唇にキスをした。
「んっ……。はぁっ……」
懸命に呼吸していた唇の隙間から、舌を差し込む。
「あっ……。はんっ……」
舌を絡める、ピチャピチャという音。
リリアは自然に目を閉じ、鼻で呼吸をすればいいのが解ったようだ。
唇を離すと、リリアが抱き着いてくる。
「お兄ちゃん……。優しく、してね……」
「ああ。大丈夫だよ」
「えっと……。シャワー、浴びるんだよね」
そう言って、リリアが浴室へ行く。
浴室はガラス張りで、恥ずかしそうに服を脱ぐ様子が丸見え。
一緒に浴びようかとも思ったが、リリアを怖がらせたくない。
丸1日だ。時間はたっぷりある。
それにしても、この世界の男はよほど拘束プレイが好きなのか。それが普通なのか。可愛らしい部屋の奥にも、壁にいくつか拘束器具が付いている。
今日そんな事をすれば、余計にリリアを怖がらせるだけだろう。