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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第28章 現実
「んっ、あぁっ」
確かに喘ぎ声。
横を向いていた由麻菜が、正面を向き顎を上げる。
「あんっ、はぁっ」
感じている。それを見て、俺はゆっくりと抜き挿しを速めた。
「由麻菜、ちゃん。気持ち、悦いの?」
「ヤっ、んんっ、あっ」
気持ち悦いという言葉は、まだ恥ずかしいのだろう。それでも軽く腰が揺れているのは、感じている証拠。
「あぁんっ、はぁんっ」
喘ぎも、確実にいやらしさを増していた。
由麻菜が、俺のチンポで喘いでいる。それだけで、興奮が増す。
手が届くはずもなかったアイドル。それが今、俺の腕の中で喘いでいる。
「んんっ、あんっ」
白く柔らかな体。それが熱を持ち、ピンク色になっていた。
「くっ、由麻菜、ちゃんっ、ゴメ、ンっ はあっ……」
興奮がピークに達し、由麻菜の奥深くで放出してしまう。
「んっ……。お兄、ちゃん、もぉ、気持ち、悦かったのぉ……?」
息を乱しながら訊かれた。すぐに頷き、オマンコを拭いた。
「あっ……」
「なあに?」
ティシュには、血が付いている。処女だというのは、本当だったんだ。
正直、大胆に誘う由麻菜には、本当は経験があると思っていた。それに、あの世界の出血しない処女に慣れていたせいもある。
「処女……」
「由麻菜ぁ、言ったでしょ? 初めてはぁ、お兄ちゃんがいいってぇ……」
由麻菜は恥ずかしそうに、横を向いてしまう。
きちんと拭いてからチンポも拭き、添い寝した。
その途端、由麻菜が抱き着いてきて泣いている。
「由麻菜、ちゃん? どうしたの? やっぱり、嫌だった?」
俺の胸に顔を埋めたまま、首を振られた。
「違う、のぉ……」
顔を上げた由麻菜に、しっかりと見つめられる。
「やっぱりぃ、お兄ちゃんで、よかったぁ……。もう、お兄ちゃん以外の人とぉ、したくない……」
本当に音がしたんじゃないかと思う程に、胸がキュンとした。
アイドルだって、1人の人間だ。それに由麻菜は、まだ13歳の女のコ。売れる為に体を差し出すなど、本当はして欲しくない。
「お兄ちゃんのぉ、彼女に、してくれるぅ?」
俺は、言葉に詰まった。
決して、嫌な訳ではない。嬉しすぎるが、由麻菜だって、一時の感傷で言っているのだろう。