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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第28章 現実
「アイドルのぉ、由麻菜だけが、好きなのぉ……?」
今度は、俺が首を振った。
アイドルとしても、勿論好きだ。ここまで接した限り、素になった彼女も可愛らしい。
だが、13歳の彼女だなんて。エンジェルでは恋愛禁止。禁を破り、除名になったコもいた。人気が出れば出る程、色々と厳しくなっていく。
「お兄ちゃん。由麻菜ぁ、エンジェル卒業するぅ。だから、だからぁ……。由麻菜とぉ、付き合ってくださいっ」
「卒業!?」
今のエンジェルは、センター以下数人と、由麻菜に人気が集中している。その由麻菜が卒業すれば、人気が衰退するかもしれない。
「もう、アイドルなんていい! オーディションだってぇ、プロデューサーのぉ、好みの子を入れてるだけだもん!」
全てのアイドルグループが、そうじゃないと信じたい。由麻菜はたまたま、そんなグループへ入ってしまっただけ。
「エンジェルを卒業して、その後、どうするの?」
「普通に過ごしたい。お兄ちゃんとぉ、一緒にぃ……。週刊誌とかにぃ、全部話しちゃいたい……」
「話すのは、やめた方が、いいと思うよ」
普通のコに戻りたいなら、おとなしく卒業すればいい。芸能界を巻き込めば最高のゴシップとして、由麻菜は大変な思いをするだろう。信じないファンからの、嫌がらせがあるかもしれない。
「お兄ちゃん……。返事ぃ、聞きたい……」
「えっ?」
「由麻菜とぉ、付き合って、くれますかぁ?」
まだ、心の中では決めかねている。
由麻菜と付き合えるなんて最高だ。だが、本当に俺なんかでいいのだろうか。
「イヤだったらぁ、はっきり言ってぇ?」
「こ、こちらこそ、よろしくお願いします!」
言い切ってから、息を着いた。
俺にとっては一大決心。付き合うとなれば、俺もマスコミの餌食になるかもしれない。それ以上に恐ろしいのは、熱烈なファン。何をしてくるか解らない。
「じゃあ……。もう一回、してぇ……」
それは大歓迎だが、ここは現実世界。13歳のコとのセックスは、淫行になる。頭では考えていたが、体は勝手に動いてしまう。
俺は体を起こし、由麻菜の乳首をしゃぶり始める。
「あんっ」
可愛い声に、もう歯止めが効かなかった。