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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第28章 現実
「お兄ちゃん……」
強請るような唇にキスをして、すぐに舌を入れる。
「はぁっ……。んんっ……」
甘い溜息。
舌を絡めるだけで、益々由麻菜が愛しくなってしまう。
この歳になれば恋は何度もしたが、全て片想い。告白も出来なかったから、振られた事も無かった。
「由麻菜……」
唇を離し、由麻菜の服に手を掛ける。
「あのさ……。いいの?」
「うん……。でもぉ、後ろ向きはぁ、ヤダぁ……」
さっきの、バックの事だろう。
俺だって、由麻菜の顔や体が見える方がいい。
「お兄ちゃんが見えるならぁ、他はぁ、どんなのでもいいからぁ……」
結構大胆な発言。
だが由麻菜は、自分の思いに正直に生きている。
好きな人が出来たから卒業すると言ったのも、生放送を狙っての発言だったんだろう。そうじゃなければプロデューサーが絡み、上手く編集されてしまう。そんな風に頭は切れる。学業は知らないが。
生きて行くには、学業とは違う頭の良さも必要だろう。勿論学業が出来るに越したことは無いが、人間はそれだけじゃないはず。
自分の気持ちに素直になる。それだって、大切な事だ。
アイドルとしての人気の為に、不本意なセックスをさせられる。それに対して、由麻菜はNOを選択した。
この世界のロリちゃん達は、客とセックスするのを承知で働いている。それはそれで、彼女達の選んだ道。
「由麻菜……」
手を引いて、ベッドへ導いた。
布団をまとめ、足下の方へやる。
小さな体を寝かせると、ジッと俺を見つめてきた。
「お兄ちゃん。由麻菜ねぇ。本当に、お兄ちゃんがぁ、大好きだからぁ……」
嬉しい言葉。
顔のあちこちにキスをしながら、服を脱がせた。
まだ幼いと言ってもいい体つき。だが由麻菜が愛してくれる限り、俺も成長していく彼女を愛せるはず。
人気アイドルといった輝かしい職業を、奪ってしまったのは俺だ。
「俺も、大好きだよ……」
乳首に触れただけで、体を震わせる。
店側は勝手に王族だと思っているが、俺にとっての由麻菜は、本当に大切なお姫様。
「あんっ」
撫でていると、乳首は少しずつ硬く尖ってくる。
「はぁんっ……」
甘い溜息が聞こえ、乳首を口に含んだ。