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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第28章 現実
婚姻届けは、由麻菜の16歳への誕生日へと日付が変わってすぐに提出した。
「これでぇ、お兄ちゃんの苗字になったんだねぇ」
帰りのタクシーの中、由麻菜が嬉しそうに言う。
新居は、今まで俺が住んでいた2LDKのマンション。もっと広い所へ越そうかとも言ったが、彼女が充分だと言ってくれた。
「ねぇ、行こうよぉっ」
由麻菜がクローゼットを開ける。俺は急いで鞄を掛け、抱き合いながら黒いシミに入った。
すぐにラブホ代わりの宿屋に入り、部屋で強く抱きしめ合う。
「お兄ちゃん……」
入籍しても、由麻菜の呼び方は変わらない。
それはそれでいいだろう。入籍したからと、急に気持ちを変える必要もない。
付き合い始めてから3年。由麻菜の想いは変わらず、夫婦になれたんだ。もう、一生放さない。
ジュースやボトルに食べ物を適当に頼んでいた間、由麻菜はシャワーを浴びている。バスタオル姿で戻ってくるまでに、全てが揃った。
「カンパぁーイ!」
由麻菜の声で、ジュースとウイスキーのグラスを合わせる。
この世界にセックスしに来るのも、慣れてしまった。まずは腹ごしらえをして、歯を磨いてからベッドへ。
全裸になってから、横になった由麻菜のバスタオルを外す。
初めてセックスした時と、あまり変わらない。あまり目立たないくびれが出来て、おっぱいが少しだけ膨らんだくらいだ。それでも、まだブラジャーは必要無いとは口に出来ないが。
乳首を弄り始めると、
「ねぇ、お兄ちゃん……。アレがぁ、いい……」
由麻菜のご希望は、拘束プレイ。
最初の頃に擦り込んだから、普通のセックスじゃないと解った今も、拘束が気に入っているようだ。
要望通り、拘束器具の方へと抱いていく。自分から手を挙げた由麻菜を、鎖の先の手錠に縛り付けていった。
待つような由麻菜に、パットのスイッチを入れて貼り付ける。
「はぁっ、んんっ」
まずはこれだけ。
焦らされる事も好きだと、この3年で解った。
「あぁんっ、もっとぉっ」
俺はローターを手にしたまま、由麻菜の前に立つ。
勃起したチンポとローターを見ながら、彼女は鎖を揺らして悦がっている。
「はんっ、頂、戴ぃっ、んんっ」
密が太ももに垂れ始めた。