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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第28章 現実
「大丈夫だよ。気にしなくて」
女性と違って、男性はそんなに連続してイかれるものじゃない。それでも、充分に由麻菜を堪能した。
「ダメぇっ……」
フラつきながら俺から降りると、由麻菜にコンドームを外される。
「生は、ダメだろう?」
「ううん。ヤだぁ。だってぇ、お兄ちゃんにも、気持ち悦くなってぇ、欲しいもん」
可愛すぎるワガママに、笑顔で軽い溜息をついた。
「だからぁ、挿れ、てぇ……」
「このまま?」
「うん……」
由麻菜と生でヤるのは約3年振り。彼女はもう横になって、膝を立てた脚を広げている。
「お兄ちゃんっ……」
「あ、ああ……」
こんな風に誘われたら、堪らなくなってしまう。
俺は勃起したまま。すぐ脚の間に入り、いきなり挿入した。
「あぁんっ、お兄、ちゃんっ、イってぇっ、いいからぁっ、んんっ」
由麻菜は、もう満足なんだろう。それなのに、俺の為に脚を開くなんて。健気だと思ってしまった。
中はまだ、ヒクヒクしている。その上、久し振りすぎる生での挿入。コンドームをしていても充分悦いが、生だという事が気分を煽った。
「はぅんっ、んんっ」
俺の腕を掴んだ由麻菜は、いつものように喘ぐ。
彼女も、生でしている事が嬉しいのかもしれない。
抜き挿しをしていると、すぐにチンポに血が集まってくる。ついさっきまでのセックスの余韻もあり、我慢出来なくなってきた。
「あぁんっ、お兄、ちゃんっ」
由麻菜の、甘くいやらしくて可愛い喘ぎ。
さっき夢じゃないかと彼女が疑ったように、俺にとっても夢のようだ。
人気アイドルだった由麻菜。それを辞めてまで、俺と付き合う事を選んでくれた。それも、彼女からの申し込みで。
処女を奪ってしまったせいかもしれないから、いつかは俺から離れて行くと考えていた。だが3年もの間傍にいてくれて、16歳の今日に入籍。
本当に、夢ならずっと覚めないで欲しかった。
「はぁんっ、んんっ」
色々な体位も鏡越しもいいが、結局正常位が一番いいのかもしれない。
彼女から伝わってくる熱。由麻菜も同じように、俺の熱を感じているだろう。
「由麻菜っ……」
「お兄、ちゃんっ、あんっ」
ただ呼び合うだけでも、愛情を確かめられる。