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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第28章 現実
「由麻菜っ、出すよっ……」
「出してぇっ」
イきそうになり、チンポを抜いて膝で前へ進んだ。そのまま顔射すると、軽く開いていた由麻菜の口にザーメンが入る。
「はぁっ、んんっ……」
すぐに、ゴクリという音。
由麻菜の腹に跨るようにして、顔に着いたザーメンを口に入れていく。
「んっ、あんっ……」
その度にゴクリという音を立てて、全て飲み込んでくれる。自分でも唇の周りを舐め、ザーメンを味わっているようだ。
由麻菜は自分の指でもザーメンを集め、しゃぶったりもいている。
「美味しい?」
「う、んっ、はぁっ……」
可愛くていやらしい、俺の大切なコ。
ある程度舐め終えると、2人で浴室へ行った。
出しっぱなしにしたシャワーを肩に浴びたまま、抱きしめ合う。
「今日来られてぇ、よかったぁ……。結婚記念日だもん。それにぃ、由麻菜の誕生日だしぃ」
俺も、同じ事を考えていた。
誕生日も結婚記念日も、一生忘れない。
初めて部屋に来た日だって、ちゃんと覚えている。あの時は、もう絶対に手が届かないとさえ思っていたのに。
「お兄ちゃん……」
顔を上げていた由麻菜に、軽くキスをした。
唇が離れた瞬間、満面の微笑み。
アイドルとしてでも、由麻菜のファンになってよかった。
彼女は裏表が全く無い、本当に天使のような存在。
今日は、入籍記念日と誕生日を兼ねている。現実世界に戻った夕方には、ケーキやピザなどが届く予定。
本当は豪華なディナーへと行きたい所だが、芸能人の由麻菜だと人目も気になる。
由麻菜も家で2人きりがいいと言うから、ささやかだが新居となるマンションでのパーティー。
パーティーの途中、またセックスに発展するかもしれない。それもまた、いいだろう。
お互いに洗い合い、浴室を出て服に着替えた。
由麻菜の髪が濡れたままなのは、ドライヤーが無いから仕方ない。街の住人にどう思われようと、2度とこの街へ来る事は無いし。未だに、それがどうしてかは解らないが。
髪は、マンションに帰って乾かせばいいだけ。
宿屋を出た彼女も、住人達の目を気にせずに街の外へと出た。