この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第35章  麻菜ちゃん怒る


「あんっ、んんっ」
 麻菜が首を振っている。
 いつもはツインテールの長い髪が乱れ、顔に掛かっていた。そんな様子は色っぽいとも言えるが、麻菜の顔が見えた方がいい。
 右手で、顔が見えるように直す。
「はあんっ、あっ、はうっ」
 麻菜の動きは、益々激しくなる。俺も突き上げているせいで、グチュグチュ、ビチャビチャといういやらしい音。
「あんっ、お兄、ちゃんっ、麻菜ぁっ、んんっ」
 麻菜も感じているが、さっきは麻菜をイかせただけの俺だって限界。
「イって、麻菜っ。俺、もうっ……」
 俺は状態を起こし、突き上げをやめた。
「ああっ、はあっ、んっ、お兄っ、ちゃぁんっ! あぁっ……」
 殆ど同時に達した。
 麻菜が、熱を持った体を預けてくる。
「はぁ……。んんっ……」
 麻菜を抱きしめたまま、ゆっくりと横になった。
 この小さな少女は、俺を愛し続けてくれるだろうか。少しだけ、心配になった。
 中学生や高校生になれば、出会いだってあるだろう。
 今は俺に夢中のようだが、麻菜に選択肢はたくさんある。
 そんな思いを隠しながら、一緒にシャワーを浴びてラブホを出た。



 帰りの電車で、麻菜はウトウトしていた。
 俺をこっそり追いかけ回し、その後にセックス。流石に疲れただろう。
「麻菜。降りるぞ」
「うん……」
 何とか駅を出ると、ここからはバス。その後、少し歩かなければならない。
 俺は迷わずタクシーの列に並んだ。列と言っても、駅前だからタクシーも並んでいる。
 あちこちで停車して遠回りするバスより、タクシーなら十分程で家に着く。
 麻菜とは既に、口裏合わせ済み。
 原宿に行った麻菜と偶然会って、遊び過ぎた。これなら、ごまかせるだろう。
 タクシーに乗った麻菜が、俺に寄り掛かってくる。
「お兄ちゃん……。眠い……」
「少しだけど、寝てていいよ」
「可愛い妹さんですねー。仲が良くて」
 運転手に言われ、俺は何となく笑ってごまかした。
「うちの兄弟なんて、毎日喧嘩ばっかりですよー」
 やはり俺と麻菜は、兄妹に見えるのだろう。
 年の離れた妹。それも悪く無い。そんな風に考えて置かないと、この先麻菜が離れて行った時にショックが大きい。
 家の前でタクシーを降り、完全に寝ている麻菜を抱えて家へ行った。


/592ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ