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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第41章 02 お野菜大好き?
「えっと。ここの最初の料金は?」
「はい。500円でございます」
500円は、現実世界なら5万円。かなりの高級店だ。
こんな町にと思ったが、俺にとって実際に500円なのは間違い無い。
店内は可愛らしい装飾だが、何となく品がある。
黒服に案内されて行くと、ボックス席は変わった向き。
通路に対して背中側が向いている。つまり、店内の通路からどの席も見えない。
以前は、席に着いても通路を歩くロリちゃん達が見えた。
鑑賞出来ないのは淋しいが、店のルールななら仕方ない。
ソファーに座ると、黒服が持って来たのは分厚いファイル。
ロリちゃんのカタログだった。
ボトルのメニューも別にあったから、先に一番高い300円のボトルを頼んでおく。
ロリちゃんカタログを捲っていき、目に止まったのは可愛らしいコ。
11歳のミナミ。
136cmと身長だけ書いてあるが、顔のアップと全身の水着のような写真もある。
可愛らしく、超絶妹タイプ。少しだけぽっちゃりなのもいい。
前回は最後まで出来たけど、こんなコだったら話せるだけでも満足だ。
出来ることなら、と考えてはいるが。
テーブルの端にあるのは、ファミレスにあるような呼び出しボタン。でも有線になっていて、邪魔にならないように床や壁にコードが這わせている。
それで黒服を呼び、ミナミを指名する旨を告げた。
少ししてボトルを運ぶ黒服と一緒に来たのは、小柄な女の子。
「初めまして。ミナミ(みな)です。よろしくお願いします」
写真以上に可愛い。
肩までの黒髪。大きな目で、まつ毛が長い。
薄いピンクのミニのドレスだが、胸の部分はチューブトップ状態で肩紐も無い。
おっぱいがペッタンコなのは一目瞭然。
隣に座ったミナミにメニューを見せ、好きな物を頼ませた。
呑み屋の定番なのか、ガバクジュースで乾杯する。
「王族の方ですよね?」
ミナミが小声で訊いてきた。
俺は“シー”というポーズをして見せるだけ。嘘にはならない。
「ミナミちゃんは、ここでどれくらい働いてるの?」
「えっと。半年です」