この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater8.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第41章 02 お野菜大好き?
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
ヤボかもしれないが、訊いてみたかった。
「オナニーとか、するの? 家で」
「オナ……? なあに? それ」
言葉が通じないのかと思って、何となく説明してみる。
「あ……。ん……。たまに……」
ミナミの顔は真っ赤。
それでも正直に言うのが可愛い。
「もう行くよ」
「うん……」
立ち上がってドアの方へ行くと、付いて来たミナミに服の袖を引っ張られた。
「どうしたの?」
少し屈んで訊くと、ミナミからの触れるだけのキス。
俺は髪を撫ででから、膝を着いてミナミを抱きしめた。
さっきまで快感に喘いでいたのが嘘のよう。
ドレスは着ているが、可愛らしい11歳のコにしか見えない。
また会いたいと思ってしまうが、俺にはどうにも出来ないのは今日分かった。
立ち上がると、ミナミがニッコリ笑う。
俺も笑顔を見せ、手を繋いで部屋を出た。
店先で見送られ、人通りの少ない町を出る。
すっかり夜で、綺麗な星空だった。
岩場の中に、ポツリとドアだけがある。
「こんばんは」
歩いてきた男性がドアをすり抜け、こっちへ来る。
「こんばん、は……」
俺が返すと、男性は深くお辞儀をしてから町へ入って行く。
男性はドアに気付いていない。それどころか、何もないようにすり抜けた。
ドアは俺にしか見えず、俺にしか使えない。
ノブを掴むと、しっかりとした感触。
一度町を振り返ってから、自分の世界へ戻った。
疲れていたが、鞄を置いてパソコンを立ち上げる。
検索したのは、“大人のオモチャ”の店。
想像していたのとは違い、ポップな雰囲気でいやらしさを感じさせない。
でも俺が想像していたのは、いやらしいこと。
キュウリやキノコを挿れられ、ミナミは悦がりっ放しだった。
今日もベッド横の棚を見たが、置いてあったのは木製の細い“オモチャ”。
やはりあれが、あの世界のサイズなんだろう。
俺は、あの世界では巨根の王族。
![](/image/skin/separater8.gif)
![](/image/skin/separater8.gif)