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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第42章 03 スク水ロリちゃん
「連絡してよ。ねっ」
「……分かった」
シオンがやっと笑顔になる。
内線電話で連絡して、やっと“最後のお部屋”に辿り着けた。
“最初”と“最後”しかないなら、勿体ぶるなといいたいところ。でもはだけたスク水で、指だけでイくのも中々良かった。
“最後のお部屋”も、1/3はプール。本当に、水を使うことが砂漠では贅沢なんだろう。
その他は今までと造りは同じで、ソファーと浴室に大きなベッド。拘束器具まである。
「シオンちゃん。上だけ脱いで? さっきみたいに」
「うん」
ソファーは無視。
シオンを拘束器具の所へ連れていった。
「えっ? 使うのぉ?」
「王族は普通だよ?」
うそぶいてみる。
「うん……」
スク水から両肩だけ外したシオンの手を、鎖の先に付いている布で結んだ。
「こういうの好きな子っているの? シオンちゃんは嫌い?」
言いながら、もう一方も結ぶ。
「好きな子もいるけど、シオン、痛いのは嫌い……」
「痛い?」
訊きながら、足も同じようにしていった。
「だってぇ……。ムチとかぁ……」
シオンが、チラリと横の棚へ視線を遣る。
両足を拘束してからそこを見に行くと、色々な物の中に短いムチもあった。
手に取って見ると、革製で先がいくつにも割れている。
「そういうの、好きな子いるからぁ。シオンはヤだぁ」
「使わないよ。これはね」
どんな世界にも、SM趣味の人間はいるものだと思っただけ。
ムチを戻した隣にあったのは、木製のバイブ。それを手に取った。
「これは好き?」
「それなら平気っ」
ムチを逃れるためか、シオンは必死な表情。
怯えるロリちゃん。
そんな虐め方なら、俺も結構好きだと思った。
「じゃあ、ちょっと待ってて? シャワー浴びながら考えてくるから」
シオンを残して、浴室へ行った。
ちょっとした放置プレイ。
最初からムチの選択は無かったが、シオンが怯えているのを想像しながらシャワーを浴びた。
バスローブを着て戻ると、シオンはやはり怯えた表情。