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第43章 　04　城下街

「大丈夫だよ？　レイナちゃん。気持ち悦くなって……？」
　俺を受け入れたんだから、痛いことはないはず。
「お兄っ、ちゃんっ、ヤんっ、怖、いっ、あんっ」
　一度絶頂を知れば、自らそ乳首はらへ向かうだろう。でもレイナは知らないせいで、戦ってしまっているようだ。
「あぁんっ、はぁっ、はぁっ、お兄っ、ちゃんっ、イヤあっ、あぁっ」
　俺はレイナの脚の間に座った。出来るだけ、本当のセックスをしているように。
　片手でバイブを動かし、レイナの横に手を着いた。
　覆いかぶさるようにして、熱を伝える。
「レイナちゃん……」
「ヤっ、怖、いっ、ヘンっ、ヤぁんっ、あんっ、んんっ、あぁんっ！！　あぁっ……。はぁっ、はぁっ、んんっ……」　
　一瞬呼吸が止まり、驚いてレイナを見た。
「レイナちゃん？」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
　レイナが微睡んでいるのを見て、バイブを抜く。
　聞いたことしかないが、真っ白な世界にいるんだろう。
　呼吸は荒いが、他は動かないまま。
「んっ……。お兄、ちゃん……」
　バイブを拭いていると、レイナの声。
「悦かった？」
「凄、かっ、た……。はぁっ……」
　レイナはそのまま目を瞑った。