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ロリちゃん作品集 (一章読み切り式)
第43章  04 城下街



 レイナが眠っている間、オレはシャワーを浴びてから呑んでいた。
 セックスの“勉強”はしていても、一度もイけなかったなんて。
 “先生”は何をしていたんだ?
 どうせ泊まりで部屋を取ったから、ロックで何杯も呑んでいた。
 ここにも酒場で食べたクゥーオというピラフがあり、つまみと夕食代わり。
 レイナが起きたら好きなものを頼めばいいと思った時、彼女が起き上がった。
「お兄ちゃん……」
「大丈夫?」
「うん。シャワー、浴びてくる……」
 レイナは顔を紅くして、初めてセックスした恋人同士のよう。
 またレイナは湯船に漬かっていたから、その間に内線電話で新しいシーツを頼んだ。
 状況によってはこの後交換しようと、入口で受け取っておく。
 レイナが、バスローブ姿で隣に座ってきた。
「お兄ちゃん。ありがとう……」
 顔を紅くしたレイナが言う。
「お兄ちゃんは、もういいの?」
「え?」
「だって……。私のせいで……」
 内部について、レイナに責任は無い。
「ねぇ……。もう一回、して? お兄ちゃんが……」
「でも、俺じゃ……」
 イかせられない。という言葉は飲み込んだが、レイナも分かっているようだった。
 二人共バスローブを脱ぎ、レイナに軽く腕を引かれてベッドへ行く。
 礼のつもりらしいが、どうせならレイナもイかせてあげたい。
 そう思っても、自信はなかった。
「あ……」
 思いつき、俺はバイブとチューブを持ってベッドヘッドに寄りかかる。
「お兄ちゃん?」
「おいで?」
 太ももに座らせたが、やはり膝がベッドに届かない。
 M字開脚にして、背中を支えた。
「何、するの?」
「ちょっと待って……」
 チューブの中身をオマンコに塗った。
「あんっ」
 刺激物ではなく、ただの潤滑剤。
 中まで指を挿れると、誘われるように密が出始める。
「あっ、んっ……」
 抜き挿しを繰り返し、レイナの内部を指で堪能した。
 やはり絡みついてくるような刺激。これには敵わない。
 何か生えているわけじゃないのに、ねっとりと指に巻き付くよう。


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